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‘北 問題’進歩新党 譲歩 総選挙・大統領選挙 跳躍 踏み台 準備

原文入力:2011/06/01 21:29(1718字)
イ・ジウン記者

政治的地位 ますます弱化…‘一つになってこそ生きる’現実認識
党大会追認など 多い試練…大衆的政党が課題

←進歩・改革陣営12ヶの党・市民社会団体代表が1日午前、国会政論館で新しい統合進歩政党建設関連合意文を発表に先立ち手を取り合っている。左からチョ・ソンウ進歩統合市民会議常任代表、パク・チョモク全国女性農民会総連合会長、パク・ヒジン韓国青年連帯共同代表、イ・ガンシル全国女性連帯常任代表、イ・ジョンヒ民主労働党代表、キム・ヨンフン民主労組委員長、チョ・スンス進歩新党代表、カン・キガプ進歩政治大統合推進委員会委員長、キム・セギュン進歩教研常任代表. パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr

タイムリミットが過ぎれば再び会うことができないかも知れないという切迫感が1日明け方5時の劇的合意を成し遂げた。民主労働党と進歩新党の‘再結合’合意で統合進歩政党の礎石が置かれた。‘進歩政治大統合と新しい進歩政党建設のための進歩陣営代表者連席会議’で額を突き合わせ4ヶ月ぶりだ。来年の総選挙と大統領選挙を控え分裂状態では力を大きくできないという現実認識が作用したと見られる。

進歩政党の分裂は2007年大統領選挙以後‘従北主義’論難から始まった。大統領選挙惨敗後、民主労働党は‘自主派’と‘平等派’の対決に上り詰めた。両政派は北韓をどんな観点で眺めるかを巡り大きな見解差を見せた。結局、二つに割れた進歩政党は2008年総選挙で惨めな成績をおさめた。民主労働党は半減し、進歩新党は院内進入に失敗した。進歩政党の政治的地位はますます弱まり、各自独自的力で政局をかき分けて行くには力不足のため選挙の度に連帯を試みなければならなかった。深刻な陣痛の末になされた今回の合意は来年の総選挙、大統領選挙で進歩政党が跳躍するためには一つに力を合わせて対応するほかはないという判断から出たのだ。 カン・キガプ民主労働党議員はこの日、記者会見で「政治に希望を与え、両極化を解消するそのような政党を一つ作ってくれという国民の熱望が今日の玉童子(貴公子)を誕生させた」として「玉童子は生まれたが、初乳も飲ませヨチヨチ歩きできるようにして希望の夢の木に育てるために進歩陣営はもちろん、国民と各分野・階層の参加がさらに多く必要だ」と話した。

9月に予定された新しい進歩政党創党まで越えなければならない山も多い。両党が各々党大会で3分の2以上の議決で合意文を追認しなければならないが、共に内部反発が少なくない。核心争点がきれいに解消されたというよりは折衝状態で葛藤余地を残したためだ。進歩新党のキム・ウンジュ、キム・ジョンジン、パク・ヨンジン副代表は「合意文は国民的常識といえる北韓の3代世襲問題さえ正面から扱うことができなくて分党以前の認識の差を全く狭めることが出来ない拙速、不良合意文」とし反対の立場を明らかにした。

総選挙時の比例代表配分比率など鋭敏な争点に対する追加合意も必要だ。ウ・ウィヨン民主労働党スポークスマンは「最終統合まで多くの努力が必要だ」と話した。 チョ・スンス進歩新党代表は「死力をつくして党員たちを説得する」と話した。進歩新党核心関係者は「各党指導部が党員と国民に政治力を見せる時」とし「陣痛はあるだろうが進歩政党統合という大きな流れを誤らせることはできない」と見通した。

新しい進歩政党が以前とどれほど変わった進歩政治の姿と内容を示せるかという問題も残っている。アン・ビョンジン慶熙サイバー大教授は「両党が統合することになる場合、政治的交渉力が高まるだろう」 としつつ「しかし、両党が単に進歩陣営の中だけでなく大衆的政党として市民に大胆な進歩を示せるかが最も重要な問題」と話した。

イ・ジウン記者 jieuny@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/480869.html 訳J.S