原文入力:2008-12-10午後08:15:16
アン・ギョンファン国家人権委員長,現政府に苦言
クォン・オソン記者
←アン・ギョンファン国家人権委院長
アン・ギョンファン(写真)国家人権委員会委員長がイ・ミョンバク政府が前面に出す‘法治’の問題点を強く批判した。
アン委員長は10日世界人権宣言60周年をむかえソウル,鍾路,Wコンベンションセンターで開かれた記念式記念演説で「民主社会で法治と人権はどちらが優位に立つというものではなく自転車の前後輪のように共に走ること」としながら「法治を前に出すことにより人権を後順位に先送りするのは民主的社会発展に逆行することであり、それ自体として人権の後退」と語った。彼は新政府の国政指標である<先進化>を取り上げて「経済力の伸長に伴い人権分野でも粘り強く伸張する時、真の先進国になることができる」と論じて「人権こそ未来社会で国家の品格を決める重要な定規」と強調した。
アン委員長はまた「去る11月中旬、世界各国の人権専門家たちが移住者との共存を念願する‘ソウル ガイドライン’を導き出した日、残念なことに京畿道,マソクでは非常に危険な移住労働者取り締まりがあった」とし、取り締まり中心の移住労働者政策を非難した。彼は「最近政府部署と地方自治体らが競争的に多文化プログラムを進行しているけれど、残念ながら多文化社会の核心といえる文化的多様性に対する真剣な探索と尊重が不足している」と指摘した。彼は人権委の独立性と関連しても「独立性を揺さぶる事態に対しては、きっぱりと対処するだろう」と強調した。
クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr