原文入力:2011-04-12午後10:09:40(1014字)
血統主義政策固守のために不可
迫害のために本国でも受けれず
76%は‘記録のない子供たち’
パク・テウ記者、キム・テヒョン記者
←コンゴ民主共和国出身のターファとチェロッ夫妻が11日午後、京畿道安山市、檀園区、瓦洞のある半地下の部屋で先月6日に生まれた男の子ミッチェル(仮名)を眺めている。 安山/キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr
コンゴ民主共和国出身のターファ(33・仮名)とチェロッ(27・仮名)夫妻は母国政府の政治的迫害を避け、2006年と昨年に各々韓国にきて難民地位認定を申請した。彼らは韓国で結婚し先月6日に京畿道安山で男の子ミッチェル(仮名)を産んだ。だが、赤ん坊は一ヶ月を越えても国籍も、公式的な出生記録もない。血統主義を選択している韓国の外国人政策のせいで出生登録ができないためだ。一般的な外国人は自国大使館に行き出生登録をすれば該当国籍を得ることになるが、ミッチェルの両親は共に難民であるためコンゴ大使館を訪ねることも不如意だ。ミッチェルの父親ターファは「民主国家だからと韓国に来たのに難民の子供だからと出生登録さえ受け付けられなかった」とし「それでも民主国家だと言えるのか」と声を高めた。
昨年末、法務部が国内難民(申請者)395人を調査したところ、難民(申請者)の子供の24.4%だけが自国大使館に出生登録をしており、残りは出生記録自体がなかった。これは「児童は出生後 直ちに登録されねばならず、名前と国籍を持たなければならない」という‘国連児童権利協約’にも外れる。ターファ夫妻を支援している難民人権センター キム・ソンミン局長は「子供が育ち、病院に行こうが学校に行こうが必ず必要なのが出生記録」とし「韓国政府が難民(申請者)の子供の権利を無視している」と話した。
法務部統計によれば、去る3月末現在の国内難民(申請者)の子供は54人である反面、2006年以後 年間平均420人余りが難民地位認定を申請しており、出生登録のできない難民の子供の数も増えているものと見られる。 パク・テウ記者 ehot@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/rights/472721.html 訳J.S