原文入力:2011-04-12午後11:02:27(867字)
10年にわたり6兆ウォン投入
イ・グンヨン記者
ドイツ連邦放射能防護庁(BfS)は今年1月、ニーダーザクセン州のアッセ中低水準放射性廃棄物処理場(放廃場)に保管中の12万6000ドラムの廃棄物を移すことを決めた。
アッセ廃棄場は旧 塩鉱山を利用して作った地下洞窟に1967年から1978年まで原子力発電所から出た服や手袋、書類などを保存していた。
しかし洞窟処理場の地盤に亀裂が入り地下水が入り込み廃棄物ドラムを腐食させ放射能の流出が憂慮されるや連邦放射能防護庁が結局、廃棄物を移転することにした。
研究者らはアッセ放廃場問題を解決するためにいくつかの方案を巡り討論を行った。コンクリートや化学物質で満たす方法、更に深いところに洞窟を作り移す方法、廃棄物を取り出し移す方法などが提示された。
しかし最初の方法は長期間の安全性を保障できないと判断し、二番目の方法は塩鉱山がドイツ法規の許容する安全地帯ではないという点ために排除した。三番目の方法も廃棄物ドラムが腐食された状態であるため移す過程で作業者たちが被爆する危険が高いが、長期的安全のためには この方法を選択するほかはなかったと連邦放射能防護庁は明らかにした。
ヤンイ・ウォンヨン環境運動連合組織活動局長は「ドイツが10年にわたり40億ユーロ(6兆5000億ウォン)を投入して廃棄物を移すことにした決定は、慶州放廃場と関連して示唆するところが大きい」として「今からでも亀裂や地下水問題を抱えている慶州の洞窟方式(地下岩盤層に水平洞窟や垂直洞窟を突き抜き放射性廃棄物ドラムを積んだ後に閉鎖する方式)放廃場建設を再検討する必要がある」と主張した。
イ・グンヨン先任記者 kylee@hani.co.kr
原文: 訳J.S