原文入力:2011-04-07午後11:08:19(1200字)
ソ・ナムピョ "差別授業料制 廃止、面目ない"
キム・ヨンファン記者、チョン・ジンシック記者
カイスト(KAIST・韓国科学技術院)大学生が再び自ら命を絶った。今年に入ってすでに4人目だ。カイストは成績競争圧迫の主因と名指しされた差別授業料制を来学期から廃止することにした。
7日午後1時20分頃、仁川、南東区、万寿洞○アパート1階駐車場入り口のアスファルト路面でカイスト学生パク・某(19・数理科学科2年)氏が亡くなっているのが発見された。パク氏を発見したヨーグルト配達員パク・某(42・女)氏は警察で「アパート駐車場入り口で頭から大量の血を流して倒れていた」と話した。韓国科学英才学校を出たパク氏は去る6日に休学した状態だった。
警察はパク氏が学校に休学申請をする際にうつ病の診断書を出しており、アパート21階廊下でパク氏のジャンパーと財布、履き物が発見された点から推測しパク氏がアパートから飛び降り自ら命を絶ったものと見て正確な経緯を調査している。現場から遺書は発見されなかった。パク氏の父親は警察で「最近、成績が落ちて苦にしていたようだった」とし「成績により登録料を差別納付することを悩んでいたという話も伝え聞いたことがある」と話した。
カイストは「パク氏が6日 学科長のキム・ドンス教授、校内ストレスクリニックのハン・オス専門医(神経精神科)と相談をしていた」と明らかにした。ハン・オス専門医は 「昨年もパク氏が精神科治療を受けたと聞いたし、すべてに意欲が全くなく勉強することはできないと言っていた」と話した。
パク氏の自殺の知らせに対し、ソ・ナムピョ カイスト総長はこの日夕方 緊急記者会見を行い「学生教育システム全般を検査し改善する過程でこのようなことが起き総長として本当に面目ない」と頭を下げた。
先月29日にもソウル、瑞草区、蚕院洞のあるアパート駐車場で、カイスト学生チャン・某(25・4学年)氏が遺体で発見されるなど、今年だけで この学校の学生4人が自ら世を去った。
カイストはこの日、学期当たり平均評点が3.0未満ならば0.01点当たり6万3000ウォンずつを賦課していた差別授業料制を秋学期から廃止することを骨格とした制度改善策を公開した。イ・キュンミン教務処長は「学部生には4年間の授業料を全額免除することが最終案」としつつ「学内構成員の世論収斂、教育科学技術部との協議手続きだけが残っている状態」と話した。仁川、大田/キム・ヨンファン、チョン・ジンシク記者 ywkim@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/471970.html 訳J.S