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"李承晩 除去すべき…韓国軍 協力を" 米国 秘密資料 公開

原文入力:2011-03-14午後07:43:15(1411字)
パク・ミョンニム教授 "4月革命当時 米国が軍隊投入承認"
"朴正熙政権 延長すれば生きて終えられないだろう" 文書も

キム・ウィギョム記者

←5・16クーデター50周年をむかえ‘民主・平和・福祉フォーラム’(常任代表 イ・ブヨン)が14日午前、ソウル、中区、太平路の韓国言論振興財団国際会議場で‘5・16, 私たちにとって何か?’という主題で開いた討論会で、パク・ウンジョン ソウル大教授(中)が挨拶をしている。左側からキム・ジェホン京畿大教授、チョ・グク ソウル大教授、パク教授、パク・ミョンニム延世大教授、チョン・サンイン ソウル大教授。 イ・ジョングン記者 root2@hani.co.kr

米国が李承晩政府の没落以後に現れる権力集団として早くから韓国軍部を考慮していた事実を示す秘密資料が公開された。また、朴正熙政権末期にも米国政府は軍事クーデターの発生を傍観していた情況が新たに明らかになった。

パク・ミョンニム延世大教授は14日‘民主・平和・福祉フォーラム’(常任代表 イ・ブヨン)が5・16クーデター50周年をむかえ開いた討論会‘5・16,私たちにとって何か?’でこのような内容の未公開資料を公開した。

パク教授が米国国立文書保管所で探し出した1960年4月21日 米国中央情報局(CIA)局長に報告された備忘録を見れば 「我々の結論は…李承晩を…権力から除去しなければならないということ」とし「我々はほとんど確実に韓国軍の協力を求めなければならないだろう。政治的再建は既存野党構成員により達成されることはできないだろう」と出ている。また、この文書は「韓国の軍高位指揮官らはわが方の軍事、政治代表者らと密接な連係を持ってきたし、概して有能で高度に動機が充満している集団」と評価した。同年4月20日メカナギ駐韓米大使が国務部にあげた報告書を見れば、4月19日デモ鎮圧と戒厳令施行のために韓国政府が要請した韓国軍15師団動員に対し国連軍司令官代行カミングス中将が同意し「私(メカナギ)も彼の決定に同意した」とされている。

パク教授は「4月革命当時、米国が軍部クーデターを積極的に考慮し軍隊投入を承認したことを見れば、5・16クーデターに対する承認は最小限の費用を払った自分たちの意図の‘一歩遅れた実現’だった計算」と解釈した。

また別の機密資料によればCIA韓国支部長出身のドナルド・グレッグは1976年テキサス州立大学での講演で「朴正熙大統領が彼が望む通り追加で6年の任期を加える場合、彼は恐らく生きて任期を終えることはできないだろう」と警告した後「CIAは今当面のクーデターは北韓の攻撃を引き起こすものなので朴正熙に引き続きクーデターの試みに関する情報を提供しているが、今後もずっとこのようにするかは不明だ」と話した。

パク教授は「10・26当時から朴正熙暗殺とCIA関連説が存在していた事実に留意する時、グレッグの発言は衝撃的な内容に違いない」と評価した。

キム・ウィギョム先任記者 kyummy@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/467967.html 訳J.S