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[このひと]‘言論消費者主権国民キャンペーン’新代表 ヤン・ジェイル氏

原文入力:2011-03-10午後08:29:25(1483字)
"朝中東放送 取り消されるまで不買運動"
手紙送り・ツイッターRT通じ
総合編成チャンネル出資社の製品不買 推進
ネチズンと‘言論ウィキ’も作る

ムン・ヒョンスク記者、キム・ポンギュ記者

←ヤン・ジェイル

"ツイッターを通じて‘総合編成チャネル取り消し’不買運動示威を展開する。‘無限リトゥウィット(RT)’で企業に消費者の威力を見せる。"

2008年ろうそくデモの時、朝鮮・中央・東亜のわい曲報道に抗議し広告主不買運動に出た言論消費者主権国民キャンペーン(言消主)が、今度は‘朝中東総合編成放送’阻止のために不買運動の旗を上げた。その中心に去る1月、言消主新代表に選出されたヤン・ジェイル(44・写真)氏がいる。ヤン代表は10日、ソウル、太平路の朝鮮日報社前で記者会見を行い、総合編成チャンネルに出資した製薬会社4社の17製品に対する不買運動を宣言した。

 "国民の知る権利と関係なく選ばれた朝中東放送が取り消されるまで消費者の最後の砦である不買運動を継続する。"

電話・Eメール・ファックス・ホームページ訪問など ろうそくデモの時に動員した方式の成果と限界を確認し、今回は一歩進んだ不買運動を行うことにした。「抗議電話は直接伝達なので効果も高く躍動感があるが、一部会員が語調を高め不必要な誤解を招いた。」 裁判所で有罪判決も受けた。その代案の一つとして米国の20大都市で新聞放送兼営禁止を貫徹させた消費者団体の手紙送りを挙げる。山と積まれた手紙自体の視覚的効果も無視できない。ソーシャルネットワークも強力な武器になりうる。不買運動勧誘文等は今でもツイッターやフェイスブックを通じて風のように広まっている。

言消主は‘ウィキ朝中東’作業にも意欲を示している。朝中東のわい曲報道・政権肩入れ・二重定規適用などの問題点を今年中に主題別に集め、不買運動の原因と理由を正確に伝える資料として活用するつもりだ。ウィキ辞典のようにネチズン自ら追加修正し、編集し補完していく過程を念頭に置いている。

フランス語文学を専攻した平凡な会社員だった彼が2008年に言消主活動をすることになった核心動因は保守言論の二重定規だった。「盧武鉉政権の時、狂牛病牛肉の問題点を問い詰めた保守言論らがMB政権では国民健康権までけり飛ばし米国との牛肉交渉結果をまるごと支持した。」

以後、彼の人生は平坦ではなかった。検察が広告主目録をオンラインにあげた彼を業務妨害罪で2008年8月に起訴したために2ヶ月ほどの獄中生活をした。1審で懲役6ヶ月 執行猶予2年を宣告された後、2審では罰金300万ウォンに刑量が減らされた。今は最高裁に係留中だ。苦難はむしろ刺激となった。「不買運動は消費者の当然の権利であり不法行為でないことを示す」という覚悟で彼は言消主代表に挑戦した。
7万会員の言消主はその間 活動方向などを巡り内部論難があった。彼は「まるで準備もなしに不買運動に飛び込んだ。目標設定や実践過程に不足があった」としながら「これからは何よりも目標を明確に設定し、企業の社会的責任を誘導する」と話した。

文 ムン・ヒョンスク先任記者 hyunsm@hani.co.kr
写真 キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/467450.html 訳J.S