原文入力:2011-03-08午後11:15:49(1474字)
2009年にはどうだったか
イ・スンジュン記者
←韓国女性団体連合と‘芸能人人権支援サポーターズ’等、女性・人権団体会員たちが8日午後 ソウル、中区、武橋洞の女性家族部前で‘チャン氏事件に対する厳正な捜査と加害者の処罰’を要求している。 イ・ジョンチャン先任記者 rhee@hani.co.kr
チャン・ジャヨン氏が亡くなる前‘性接待’内容を書き知人に送った数十通の手紙が公開され、当時 警察と検察の捜査が不十分だったという論難が再び起きている。
2009年3月7日、チャン氏が自殺した後、生前に作成した文書で "性上納を強要された" という内容が知らされると警察は専門担当チームを設け捜査を進めた。だが、警察はその年の7月10日、最終捜査結果を発表し酒席接待などに加わったとみられる16人の内、ドラマ監督と金融人など5人を不拘束起訴意見(強要罪共犯など)で検察に送検するに止まった。<朝鮮日報>高位役員をはじめとする4人は不起訴(無嫌疑)意見で検察に渡され、<朝鮮日報>高位役員の子息など7人は‘疑惑なし’で取調べ終結がなされた。
これに対して民主党など野党と市民団体らは「有力人の容疑を拭うただけの捜査、手抜き捜査」と批判し再捜査を要求した経緯がある。当時の警察調査ではチャン氏が自殺した直接的な原因は何か、性上納を受けた人々が実際にいたのかなどの核心の真相は明らかにならなかった。警察は事件の鍵を握っていたチャン氏の前所属会社代表キム・某(42)氏の身辺を確保するために3ヶ月かかり、名前が挙がった有力人士らを秘密裏に調査し消極的な捜査を行ったという疑惑も買った。
警察は今回公開された手紙を言論に情報提供したチョン・某(31)氏も当時 調査したが‘チョン氏自体に対する信頼が劣る’という判断を下しもした。
これに対して当時 捜査を担当したイ・ミョンギュン三陟警察署長(当時、京畿地方警察庁強力係長)は<ハンギョレ>との通話で「捜査チームがチョン氏に直接会い調査したが、彼が精神科治療の前歴があり、自身の身元に関して嘘をついた」とし「チャン氏との通話記録や刑務所面会記録がなく、手紙も提出を拒否した」と明らかにした。
事件を譲り受けた水原地検城南支庁は当時 一月余りの捜査の末に2009年8月、チャン氏の前所属会社代表キム氏とマネジャーユ・某(32)氏だけを暴行と名誉毀損疑惑で起訴し、残りは無嫌疑処分した。検察は無嫌疑処分された人々に対し「被疑者らがキム氏と酒の席を持ち、チャン氏を見たことはあるが、出席事実を知り得なかったし出席を強要したこともない」、「証拠がなくアリバイが立証された」等の結論を出した。結局、水原地裁は昨年11月 キム氏とユ氏に各々懲役1年 執行猶予2年と160時間ずつの社会奉仕命令を宣告した。
一方、チョ・ヒョノ警察庁長官は8日「チャン氏文書の真偽可否を徹底的に捜査しなさい」と捜査局に指示した。警察は手紙の筆体がチャン氏のものなのかを確認するためチャン氏の自筆手紙を受け取ったと主張する知人チョン氏が収監された監房に対し押収捜索令状を申請するなど文書確保に乗り出した。
イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/467046.html 訳J.S