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クムミ号 機関長‘不審な墜落死’

原文入力:2011-02-17午後09:29:02(873字)
ケニア ホテル4階ベランダから
"健康には問題なく遺書もなし"

イ・ヨンイン記者

←キム・ヨンヒョン クムミ号機関長

ソマリア海賊に拉致され 去る9日に解放されたクムミ305号の機関長キム・ヨンヒョン(68)氏がケニア、モンバサ港のあるホテルから墜落し亡くなった。
外交通商部当局者は17日 「キム氏がこの日午前2時25分頃(現地時間)滞在していたSホテル4階ベランダから墜落し死亡した」として「墜落当時、ケニア現地人1人が部屋に一緒にいた」と明らかにした。この当局者は「ホテル警備員が‘争う声が上から聞こえた’と述べた」とし「ホテル警備員が墜落した音を聞きキム氏をすぐに発見した」と話した。この当局者は「現地警察を中心に正確な事故原因を調査中」と付け加えた。

事故現場には自殺と推定される遺書はなかったと知られた。また、キム氏は事故前日、クムミ305号船長のキム・テグン(55)氏とともに夕食をとり、ホテルの部屋は別々に使っていたと伝えられた。外交部当局者は「船長と亡くなったキム氏は互いに協力する(同業者)関係」として「今後(船長の勧誘で)クムミ号の修理をし、ケニアで操業再開するために当分帰国の意思がないという話をしていた」と明らかにした。

外交部の別の関係者は「15日入港当時、キム氏は頭部に打撲傷があったが健康には特別な問題はなかった」とし「入港後、家族たちと通話したが拉致後 初めての通話だとし感激していた」と伝えた。

現在。キム氏の遺体はケニア パンディア病院に安置されている。外交部関係者は 「駐ケニア大使館がキム氏の国内家族に事実を通知し、家族が希望すれば政府で現地訪問や葬儀手続き、遺体運柩などに必要な協力を提供する予定」と明らかにした。

イ・ヨンイン記者 yyi@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/463981.html 訳J.S