原文入力:2011-02-07午後09:55:14(1389字)
今年 健保料5.9%上がるが
財政部は2%引上げ率だけ適用
それすらも今年で政府支援 ‘打ち切り’
キム・ソヨン記者
←韓国の健康保険 国庫支援状況
# 昨年11月11日、国会保健福祉委員会予算審査全体会議。 2011年度予算案を議論している間、チェ・ヨンヒ民主党議員が健康保険に対する政府支援金額について政府案に問題を提起した。
現行の国民健康保険法は保険料予想収入の20%(国庫14%+健康増進基金6%)を政府が健康保険公団に支援するようになっている。 保健福祉部は2011年に健康保険料が5%引き上げになると見て4兆3673億800万ウォンを要求したが、企画財政部は2%引き上げを予想し2878億8600万ウォンが削減された4兆794億2200万ウォンを政府案として確定した。 チェ議員は「健康保険赤字など財政状態を勘案すれば保険料引上げ率が最低でも5%水準になる可能性が高いだけに福祉部案どおりに予算が決定されなければならない」 と主張した。 福祉委議員らも賛成し常任委最終案は福祉部が出した金額に決定された。
# 昨年11月22日、福祉部健康保険政策審議委員会。 委員らは2011年に健康保険料を5.9%上げることを決めた。 健康保険料引上げ率がこのように決定されたにも拘らず健康保険支援予算は昨年12月8日、ハンナラ党が予算案を強行処理する過程で2%引上げ率が適用された財政部案が通過した。 数千億ウォンの支援予算が削られたわけだ。
政府が法の定める健康保険支援金額(保険料収入額の20%)をきちんと支援しなかったことは今回が初めてではない。 国民健康保険公団がチェ・ヨンヒ議員に提出した資料によれば、2002年5124億,2003年2947億,2008年8615億,2009年5084億ウォン、2010年7770億ウォンなど、政府は9年間に4兆9781億ウォンを法的基準より少なく与えていたことが分かった。
これは国庫(14%)の場合、政府が毎年10月頃に予算案を組む時に基準とする健康保険料予想収入額が11月末に決定される健康保険料より常に少なく推算されるためだ。 健康増進基金(6%)の場合もタバコ販売量の影響を受け法的基準より1~2%ずつ少なく支援されてきた。これに対しチェ議員は 「法の趣旨は20%を安定的に支援しろとの意味」 として 「財政部が2011年度予算に見るように法を悪用している」 と指摘した。
国会、民主労総・韓国労総など加入者団体と大韓医師協会などの医療団体は 「法の趣旨により20%を安定的に支援し、今年末まで支援するようにした期間制限も廃止しなければならない」 と主張している。 ウォン・ヒモク ハンナラ党議員とヤン・スンジョ民主党議員は国庫の安定的支援のために期間制限を廃止し、差額が発生すれば後からでも受けられるよう ‘事後精算’ を制度化する内容の法案を2009年国会に出したが、財政部の反対で法案通過に困難を来たしている。 キム・ソヨン記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/rights/462199.html 訳J.S