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韓電、国会にUAE原子力発電所 ‘偽り報告’

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/461737.html

原文入力:2011-02-01午後07:21:44(1385字)
"工事費、ファイナンシングなしでUAE財政で請求"
イ・ジョンヒ議員 昨年 ‘対面報告’ 内容 公開
企画財政委 会議録には "韓国が100億ドル調達"

イユ・チュヒョン記者

アラブ首長国連邦(UAE)原電事業契約主体である韓国電力公社が事業費の半分を貸し出しするという条件で契約を結んだ事実を国会に隠していたという疑惑が提起された。

国会企画財政委員会所属のイ・ジョンヒ民主労働党議員は1日、報道資料を出し 「今まで政府はUAE原子力発電所受注に対し繰り返し嘘をついてきた」 として、昨年11月24日国会企画財政委で韓電が対面報告した内容と、12月3日の企画財政部説明が異なっているという点を指摘した。

韓国電力公社UAE原電事業団関係者は昨年11月24日、イ議員に対し行った対面報告で、代金決済条件として「別途のプロジェクトファイナンシング(事業経済性を根拠に資金を調達する技法・PF)なしに毎月の工事費をUAE財政で既存の条件で請求することが基本なので我が国に非常に有利な条件」 と報告した。

原電事業団関係者は続けて「ただしUAE側から一部でもPFを構成すれば良いという要請があり、これに対する金融設計を行っている」 とイ議員に説明したと当時イ議員側が作成したメモには出ている。

しかし昨年12月3日、企画財政委租税小委会議録によれば、イム・ジョンリョン企画財政部1次官は 「UAEとの契約内容自体が、私どもが半分ほどファイナンシングをするようになっている」 と話した。 政府は実際に、昨年12月原電事業にイスラム国家資金を誘致するためイスラム債権に課税特例をあたえる法案を通過させようとしたが、企画財政委議員らの反対に遭い失敗に終わった。 イム次官はファイナンシングができなければ契約自体が破棄されるのかという質問に「ファイナンシングをするようにした以上、私どもはすべきだ」 として 「契約書の内容自体はよく分からないがファイナンシングをしなければならないという部分はまちがいなく入っている。186億ドル中100億ドル以上をファイナンシングしなければならない」 と話した。

イ議員は「資金調達がもしできずに契約が破棄されるならば、今までに行った工事、特戦司令部派兵など、これらすべてのものについて私たちが損害を甘受しなければならない状況」と話した。

これに対して韓電関係者は「契約条項にファイナンシングができない場合、どんな措置を取るかということは全くないので、工事進行成否を決定する問題はないとみる」と話した。

しかしイ議員側は「資金調達計画が確実でこそ契約できることなのに金利すら確定しないままに本契約が結ばれたということは通常的な契約の流れに外れている」 として、契約書内容公開と真相究明のための国政調査を要求した。 自由先進党も監査院の職権監査を促し、チョン・ビョンホン民主党政策委議長は党次元の真相調査特別委構成を提案した。 イユ・チュヒョン記者 edigna@hani.co.kr

原文: 訳J.S