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北 三日ぶりに再び "南北当局会談 無条件早期開催"

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/457902.html

原文入力:2011-01-09午後08:08:33(1491字)
祖平統 "赤十字会談なども1月末~2月上旬 再開"
経済協力事務所 凍結解除… "真意疑う必要はない"
実利・名分 両手兼将…大統領府 "1~2週 見守る"

イ・ヨンイン記者、ファン・ジュンボム記者

祖平統は再び当局会談とは別に 「中断されている赤十字会談と金剛山観光再開会談、開城工業地区会談を早期に再開しよう」として「(これら会談)場所は開城で行い日程は1月末または2月上旬とすることを提案する」と具体的に指定した。

祖平統は続けて「対話の門を開き南北関係を改善するための善意の措置として閉鎖された板門店南北赤十字通路を再開し開城工業地区の南北経済協力協議事務所(経済協力事務所)凍結を解除するだろう」と明らかにした。祖平統は「連合声明で明らかにした重大提案を積極的に実現し、一日も早く造成された難局を打開し南北関係改善と平和繁栄の道を開いていくために」今回の談話を発表したとし、「我々の対話提案には何の条件を付いておらず、その真意を疑うこともない」と強調した。

北韓の相次ぐ対話攻勢は対外および対南関係をあまねく念頭に置いた布石と分析される。まず、米国は同盟の韓国を意識して、6者会談再開に先立ち南北関係進展が必要だと強調している。北韓が北韓-米国および6者会談再開の雰囲気造成のためにこれに呼応しているものと見られる。来る19日、米-中首脳会談を控え6者会談再開に積極的な中国を側面支援する意図もこめられていると見られる。

合わせて北韓は南側政府が赤十字会談や金剛山観光再開会談などに応じる場合、コメ・肥料支援などを含む実利を得ることができる契機を用意することができるという判断もしているものと見られる。南側が対話に応じなくとも韓半島緊張の責任を韓国政府に押し付けながら、最大限誠意を表示したという対米名分を積むことができる。キム・ヨンヒョン東国大教授(北韓学)は「北韓の立場では対話攻勢をかけることで損をすることが一つもない」として「北韓が主導的に局面変化を試みるということ」と説明した。

北韓の去る5日の連合声明を「真正性がない」として一蹴した統一部は、今回の談話に対しては 「内容的にはもう少し具体的な事項を含んでおり北韓の態度を今少し見守り対応方向を検討する」として、ひとまず慎重な反応を見せた。大統領府核心関係者も9日「国連安全保障理事会の北韓ウラニウム濃縮問題がどのように議論されるのか、および米-中首脳会談の結果を見なければならない」として「1~2週間、様子を見守るだろう」と明らかにした。

板門店赤十字代表部と開城経済協力事務所の北韓側人材復帰が早ければ今週ぐらいになされる可能性が高く、今後も北韓が対話提案をより一層具体化すると見られ、政府が長期間‘慎重’基調を維持することは難しいという展望が多い。これに伴い、政府が天安艦と延坪島事件を会談の主要議題としようとしながら‘逆攻勢’を広げたり、離散家族対面のための赤十字会談だけを選別的に受け入れる可能性も排除することはできない。キム・ヨンチョル仁済大教授は「南側が対話をする意志がないならば、2009年度状況のように難しい条件を掲げ局面を壊す構図に進むことがありうる」と憂慮した。

イ・ヨンイン、ファン・ジュンボム記者 yyi@hani.co.kr

原文: 訳J.S