原文入力:2010-12-23午前08:26:38(907字)
"福祉予算 歴代最多" 自慢
李明博大統領は22日 「毎年、福祉予算が増え来年度の福祉予算が歴代最多」 として 「私たちが福祉国家と言っても過言ではないほどの水準に入っている」と話した。
イ大統領はこの日、2011年度保健福祉部業務報告を受ける席で 「28%から30%近い予算が福祉に使われる。 また23%程度が教育費で、次いで国防費」とし、このように明らかにした。 来年度予算309兆567億ウォンの内、保健・福祉・労働分野予算が86兆4000億ウォンと策定され28%を占めたことを聞き、福祉国家水準に進入していると自評したのだ。 しかし公的年金の対象者拡大にともなう自然増加分2兆2000億ウォンと法廷義務支出にともなう増加分6848億ウォン、くつろぎの里住宅など住宅関連予算1兆3000億ウォンなどを除く来年度福祉予算の実際増加額は8049億ウォンにすぎないという指摘が出ている。
イ大統領はまた「スウェーデンを訪問した時、国王が‘世界が私達を見て福祉天国、世界のモデルというけれど、自らもこういう形態の福祉は時代に合わない。 それで多少後退をしても再び体制を作ろうとしている’と言っていたよ」 と紹介し 「我々も韓国的福祉体系を作っていくことを熟慮しなければならない」と話した。
これに対してイ・テス コットンネ賢都社会福祉大教授は 「‘普遍的福祉’という世界的基調と合わない時代錯誤的認識」 と批判した。 イ教授は 「我が国の予算対比福祉支出比率28%は経済協力開発機構(OECD)国家平均の45%にも、ドイツ・フランス・スウェーデンの60%台に比べて非常に低く、国内総生産(GDP)と比べても韓国の福祉予算が8~9%水準である反面、経済協力開発機構国家平均は21%と大きな違いがある」と指摘した。
ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr
原文: 訳J.S