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軍、延坪島で砲撃訓練準備…ややもすれば‘第2の衝突’招く恐れ

原文入力:2010-12-01午後09:00:29(1053字)
軍内部 "自尊心回復" 意気込む

イ・セヨン記者

←移動する軍人たち  海兵隊延坪部隊員らが1日午前、仁川、甕津郡、延坪島で武装してトラックに乗り移動している。 延坪島/イ・ジョンチャン先任記者 rhee@hani.co.kr

北韓の奇襲挑発以後、中断していた延坪島海兵部隊の砲射撃訓練が近い将来 再開される。近隣海域を自分たちの領海と主張してきた北韓の追加攻撃可能性が高く、わが軍も再挑発時には‘確実な報復’を公言しており、ややもすれば南・北間交戦事態が再演されるのではないかという憂慮が出ている。

合同参謀関係者は1日 「訓練は続けられ、住民の安全と気象条件を考慮して具体的時期を決めるだろう」と答えた。軍は6日から10日まで西海5島の一つである大青島と西海・南海・東海で砲撃訓練を実施する計画だが、西海連合訓練を終えた米軍空母船団が韓半島海域を抜け出す前に延坪島砲撃訓練を再開することがありうるという観測も提起されている。

ハン・ミンク合同参謀議長が、この日 海兵隊司令部などを電撃訪問したのも訓練が迫っている兆候という解釈が少なくない。ハン議長が延坪島砲撃訓練の早期再開に誰よりも強い意志を持っていることが知られたためだ。

実際、軍内部では北韓奇襲挑発の余震が静まる前に砲撃訓練を再開しなければならないという意見が少なくない。局面が落ち着いた後に砲撃を再開すれば、傷ついた自尊心の回復が難しいという論理だ。軍の一部では追加挑発がある場合、増強された延坪島の砲戦力と空中支援戦力を動員し確実な報復攻撃を加え、失墜した威信を取り戻さなければならないという主張も出ている。

だが、状況が‘自尊心対決’様相で展開することに対する憂慮の声もある。ある予備役将軍は「挑発を抑制することに主力を注がなければならない軍が名誉を回復するとして、衝突も辞さないような態度をとれば国民を不安にさせかねない」と話した。専門家たちの間では延坪島砲撃訓練を再開しても、すでに1次攻撃で‘西海の紛争地帯化’という政治的目的を達成した北韓が国際的非難を甘受しながらも追加挑発を敢行しはしないだろうという展望も出ている。 イ・セヨン記者 monad@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/451677.html 訳J.S