原文入力:2010-11-29午後08:27:13(1181字)
チェ・チョルウォン M&M前代表、M&A 反発が理由
"1発当り100万ウォン" 労組支会長 10余回 殴る
‘拘束 署名運動’波紋 拡散…警察 捜査着手
ソン・ジュンヒョン記者
←財閥2世、労働者‘野球バットで暴行’
‘SK一族’の2世 チェ・チョルウォン(41)M&M(株)前代表が雇用継承問題で摩擦を起こした貨物連帯支会長を野球のバット等で殴り‘殴られ代’として金を渡したという主張が提起され、29日 警察が捜査に入った。これについて労働界の一部がチェ前代表の拘束を要求し、ダウム‘アゴラ’では 「財閥2世の組織暴力団のような姿」としてチェ前代表の拘束要求署名運動に参加した人が2万人を越えた。
貨物連帯蔚山支部タンクローリー支会長の被害者ユ・某(52)氏は、この日 記者らと会いチェ前代表が先月18日、ソウル、龍山区のM&M事務室で自身を野球バットで10回余り殴打したと主張した。
ユ氏は「タンクローリー車両売却問題で事務室に訪ねて行ったところ、チェ前代表がM&M役員7~8人が見守る中で、アルミニウム製野球バットや足・拳で私を殴った後‘殴られ代’だとして2千万ウォンを渡した」と話した。ユ氏はチェ前代表が1発当り100万ウォンずつやると言って5~6回殴り、自分が助けてくれと言うと、1回300万ウォンずつやると言って、また殴ったと主張した。暴行がなされた当時、そばにいた幹部らは何の制止もしなかったと知らされた。
ユ氏は「労使関連問題は通常、下の人を使って揉み消すが、財閥2世である代表が直接出てきて、法手続きも無視し野球バットや手足で殴打して、本当に鳥肌が立った」と当時を回顧した。これに先立ち、ユ氏は自身がタンクローリー運転手として仕事をした会社を吸収・合併したM&Mが雇用継承を拒否するや、今年1月に1人車輌示威を行い、チェ・テウォン SKグループ会長との面談も要求した経緯がある。
ソウル地方警察庁はこの日 捜査に着手し、すぐにもユ氏など関連者を順番に呼び出し調査する方針だ。ユ氏の弁護を引き受けたキム・チルチュン弁護士は「チェ前代表に対し暴力行為など処罰に関する法律違反疑惑でソウル庁に30日告訴状を出すだろう」とし 「刑事事件の推移を見守りながら民事訴訟も出す計画」と明らかにした。
一方、韓国労総と貨物連帯、公共輸送労組準備委などは、この日 声明を出し「チェ前代表と暴力をほう助した会社幹部など関連者全員を直ちに拘束捜査せよ」と要求した。
ソン・ジュンヒョン先任記者 dust@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/451217.html 訳J.S