原文入力:2010-11-28午後06:10:06(964字)
イ・セヨン記者
韓-米連合訓練が始まった28日、北韓軍が延坪島と向かい合った海岸地帯に放射砲を前進配置し、海岸砲の発射口を追加開放した事実が確認され、一帯の緊張が高まっている。北韓軍はまたペクリョン島と延坪島北側地域にSA-2地対空ミサイルを前進配置するなど、わが軍戦闘機の空中活動を狙い対空態勢を一層強化したと伝えられた。
軍関係者はこの日「北韓軍が延坪島に砲撃を加えたケモリ近隣内陸に122㎜放射砲の一部を前進配置し、76.2㎜海岸砲発射口を既存14ヶ所から追加で開いたことが把握された」とし「挑発状況に備え、わが軍も警戒態勢を強化している」と話した。この日午前11時頃には北側ケモリ海岸一帯で30余発の砲声が聴取された。北韓軍が訓練次元で内陸で撃ったものと軍当局は把握している。
北韓軍が西海北方境界線(NLL)と隣接した黄海道、登山串一帯で地対艦ミサイルを発射台に据えた事実も確認された。政府消息筋は「北韓が延坪島攻撃以後SA-2地対空ミサイルを前方に配置したと見られる」とし「すべての情報資産を動員し動きを精密監視している」と話した。軍当局は北側のこういう動きがNLLに近接飛行する我が軍戦闘機を狙ったものと見ている。SA-2ミサイルは旧ソ連が開発した航空機攻撃用ミサイルで、射距離13~30kmに及ぶ。北韓がNLL北方西海岸に配置した地対艦ミサイルはサムリット、シルクワーム(射距離が80km)等だ。
先立ってまた別の政府消息筋は「北韓軍海軍8戦隊の配属艦艇と兵力が非常出動待機態勢を維持している」とし「準戦時体制命令が下ったものと観測される」と話した。現在、北側8戦隊が駐留している黄海道、甕津郡、沙串(NLL北方32km)には警備艇と高速艇など艦艇70隻余りが待機中と知らされた。8戦隊の上級部隊である西海艦隊司令部は護衛艦と誘導弾艇など420隻余り、空気浮揚艇130隻、高速上陸艇90隻余りなどを保有している。
イ・セヨン記者 monad@hani.co.kr
原文: 訳J.S