原文入力:2009-02-09午前06:58:44
BK21選定時は論文剽窃で予算支援受ける
父親の会社譲渡税 微々‘変則贈与 ’疑惑増幅
ノ・ヒョンウン記者カン・ヒチョル記者イ・ジョンエ記者
9日国会人事聴聞会を控えたヒョン・インテク(55・高麗大教授)統一部長官候補者に対する新しい疑惑があふれている。未成年と軍服務時期に自分名義で住宅を売買した事実があらわれ虚偽論文実績で政府予算を支援されたという疑惑も新しくふくらんだ。ヒョン候補者に対する国会承認が順調でない展望だ。
ヒョン候補者は17才の時、1970年済州市,龍潭洞に自分名義で家を買い2005年に売り、同じ年に済州,西帰浦に母親,兄と共に3分の1の持分で住宅を買い入れ現在まで保有していることが明らかになった。また譲渡所得税脱漏疑惑を受けているソウル,麻浦区,塩里洞の一戸建て住宅(2002年売却)は軍服務時期の79年に買いとったことが確認された。ヒョン候補は78年7月から80年10月まで軍生活をしており、この家を買った時も軍にいた。こういう事実はヒョン候補が8日パク・ソンスク民主党議員室に提出した財産税納付実績で明らかになった。ヒョン候補は未成年および軍服務時期にこれらの不動産を購入した経緯と資金出処,納税要否などに対して「聴聞会で質問が出てくれば説明する」と明らかにした。
論文重複掲載疑惑を提起したイ・ミギョン民主党議員はこの日「ヒョン候補者が2006年2月高麗大学校政治外交学科の他の教授4人と共に‘東アジア ニューガバナンス教育・研究チーム’をまとめ2段階頭脳韓国(BK21)事業者に選ばれたが、この過程で自己盗作した論文と他人による翻訳本を研究実績として登録した」として追加疑惑を提起した。ヒョン候補が属したBK21研究チームはこれまでに3億8千万ウォンの政府予算を支援されており2012年までに20億ウォンを追加支援されることになっている。彼は「抄録を論文に引用したことは自己盗作とは見られず翻訳本は‘学術価値がある文の翻訳’に該当し、実績と認定されたもの」と反論した。
父親が運営していた済州タクシー会社財産を便法贈与した疑いも深まっている。<ハンギョレ>が入手したヒョン候補者の父親の所得税納付実績によれば、2006年2月ヒョン候補者の父親は‘S運送’株式をコ・某 現代表に売却した後、譲渡所得税としてわずか190万ウォン余りを納付した。タクシー50台余りと市価10億ウォン余りに達する土地を売却したことに比べて非常に少ない金額だ。パク・ソンスク民主党議員室は「非上場株式という点を考慮してもS運送の株式価値は25億ウォン余りと推算される」として「会社資産のうち、土地をあらかじめヒョン候補者兄弟に渡すことにして会社を安値で売った仮装売買の可能性が高い」と話した。これにヒョン候補は「家族同様の職員たちに会社をそのまま譲ったため会社株式を額面価のとおり売ったので安い価格で売り税金が低かったもの」と説明した。 ノ・ヒョンウン,カン・ヒチョル,イ・ジョンエ記者hckang@hani.co.kr