原文入力:2010-10-20午後08:09:19(1521字)
4大河川事業 先導地区 工事
農道 取りはらい 2万t使用
有害物質 遮断装置なし
"廃棄物処理場 作り"
チェ・サンウォン記者、キム・グァンス記者
←20日午後、慶南梁山市、勿禁邑、甑山里の洛東江河岸に錆ついた針金などが混じった廃コンクリートが山のように積まれている。釜山国土管理庁は4大河川事業の内、洛東江辺に建設する生態公園にこうした廃コンクリート2余万tを盛土用骨材として使うことにし、環境団体の反発をかっている。 梁山/イ・ジョンチャン記者 rhee@hani.co.kr
国土海洋部釜山地方国土管理庁が4大河川事業で洛東江辺に作る生態公園に数万tの廃コンクリートを盛土用骨材として使っている事実が明らかになった。 環境団体らは 「廃コンクリートから出る有害成分が釜山市民の飲料水源を汚染する恐れがある」と批判した。
釜山国土管理庁は慶南梁山市、勿禁邑、勿禁里~甑山里一帯の洛東江梁山1地区(4.1km)を4大河川事業先導地区に指定し、来年末完工を目標に昨年4月から生態公園を建設している。釜山国土庁は去る5月から梁山1地区のコンクリート農道を撤去し洛東江河岸に積み上げ、細かく壊している。計2余万tに及ぶ廃コンクリートは生態公園の地下に埋める計画だ。
洛東江守り慶南本部は20日、慶南道庁で記者会見を行い「生態公園を作ると言いながら、鉄骨などあらゆる産業廃棄物が混じった廃コンクリートを盛土用骨材として使うとは話にならない」とし、釜山国土庁に方針撤回を要求した。慶南本部は「廃コンクリートを破砕する過程で各種有害重金属が含まれた浸出水と塵埃が釜山市民の飲料水源である洛東江に流れ込むことになるだろう」と憂慮した。
この日、梁山1地区生態公園造成工事現場には廃コンクリートが大量に数十山積まれており、一部の廃コンクリートはすでに地下に敷き詰め固められていた。土中に敷きつめた廃コンクリートには盛土用に使えない錆のついた針金やプラスチック、ビニールなどの異質物が混じっていた。
イム・ヒジャ馬山・昌原・鎮海環境運動連合事務局長は「最近、洛東江6~19工区のほとんどすべての区間で不法埋めたてされた廃コンクリート大量と無断造成されたコンクリート施設が発見されている」とし「洛東江河岸を廃棄物処理場に転落させる4大河川事業を直ちに中断しなさい」と促した。
これに対し、釜山国土庁は「専門機関に依頼した結果、廃コンクリートを盛土用骨材として使っても問題にならないという結果が出てきたし、慶南梁山市の承認も受けた」とし「ただし鉄骨など異質物は全て選び出し廃棄する」と明らかにした。
洛東江河岸で廃コンクリートを破砕し浸出水流出防止などのための安全施設を設けていない点にも批判が提起された。釜山国土庁は「浸出水が出てこないものと把握されたので別途の安全施設は用意しなかった」とし「廃コンクリートを河岸で破砕することが違法かは調べる」と明らかにした。
一方、釜山国土庁は慶南、金海市、上東面の洛東江河岸(4大河川事業洛東江8~9工区)で発見された数十万tの不法埋めたて廃棄物と関連し、この日 慶南警察庁に捜査を依頼したと明らかにした。不法廃棄物を埋めたてした主体が明らかになれば、法的責任を問い廃棄物処理費用も請求する方針だ。
昌原、釜山/チェ・サンウォン、キム・グァンス記者 csw@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/444756.html 訳J.S