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検察、40億台 裏金 授受疑惑でチョン・シニル召還方針

原文入力:2010-09-30午前08:57:41(1161字)
大宇造船 協力会社代表 "お金を渡した"

キム・テギュ記者、ソン・ギョンファ記者

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大宇造船海洋の協力業者秘密資金を捜査してきた検察が、このお金の内 40億ウォン程が李明博大統領の最側近であるチョン・シニル(67・写真)セジュンナモ会長に渡された事実を明らかにし、近い将来 彼を召還することにした。検察はチョン会長がこのお金の相当額を貸出請託などと共に受け取ったことを確認し、特定経済犯罪加重処罰法違反(斡旋収賄)疑惑などを適用し処罰する方針だ。

ソウル中央地検特捜1部(部長 イ・ドンヨル)は29日、大宇造船海洋協力業者の○工業イ・スウ(54・拘束起訴)会長が、李明博政府がスタートした後の2008年以後、チョン会長に数回にわたり現金を含む40億ウォン相当の金品を渡し、銀行貸出など事業上の便宜を計ってくれという請託をしたという陳述などを確保し捜査中だと明らかにした。チョン会長が受け取った金品には諮問料名目の現金10億ウォン、彼がソウル、北岳山中腹に建設中の石の博物館工事に使われた10億ウォン分の鉄筋、○工業株式代金として渡し返してもらった数億ウォン程度などが含まれていると伝えられた。

検察関係者は「チョン会長が請託と共に巨額の金品を受け取った疑惑が相当部分確認された状態」とし「召還調査と処罰が避けられない」と話した。ただし検察はイ会長がチョン会長に渡した40億ウォン余りの内、‘不当な請託’の代価として受け取った金品が正確にいくらなのかを綿密に確認している。検察はこの手続きが終えられ次第、チョン会長を召還し金品授受経緯とともに金融圏、政・財界請託有無などを調査する方針だ。

検察は去る6月から○工業関連口座から流出した資金の流れを広範囲に追跡してき、その結果を土台にイ会長を追及し最近チョン会長に金を渡したという陳述を得たと伝えられた。イ会長はチョン会長に納品と銀行貸出など多様な請託をしたと分かった。

○工業は2007年まで赤字を出し、李明博政府が出帆した2008年から売上額が前年度の2倍水準の1185億ウォンへ大きく膨らみ、137億ウォンの当期純利益を出した経緯があり、検察はチョン会長に対する請託が実際に経営実績に影響を及ぼしたと見ている。

<ハンギョレ>はチョン会長の解明を聞くため、何回も通話を試みたがチョン会長は電話を受けなかった。

キム・テギュ、ソン・ギョンファ記者 dokbul@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/441595.html 訳J.S