原文入力:2010-09-23午後06:33:50(1454字)
野党 "浸水 至る所で発生しているのに4大河川に予算集中"
与党 "地方自治体-国土部予算は用途が違う"
迅速な復旧には異口同音…民心なだめ
ソン・ヨンチョル記者、イユ・チュヒョン記者
←水害現場に行った民主
民主党パク・チウォン非常対策委代表(前列左側四番目)とチョン・ドンヨン常任顧問(前列右側二番目)等、指導部が23日午後 水害被害を被ったソウル、陽川区、新月洞を訪ね被害状況を見て回っている。
秋夕連休最後の日の23日、与野党は首都圏を強打した豪雨問題をはじめ4大河川事業と物価などを巡り世論戦を繰り広げた。民主党は‘物価爆弾’と‘水爆弾’に対応できない政府の無能を叱責した。ハンナラ党は迅速な被害復旧と庶民福祉を強調し防御膜をはった。
パク・チウォン非常対策委代表など民主党指導部はこの日、国会で開いた記者懇談会場に大根・白菜・ほうれん草・ネギなど価格が暴騰した野菜をならべた。チョン・ビョンホン政策委議長は「ネギ一把が5千ウォン、白菜一株が8千ウォン」としながら「李明博大統領が生活物価を抑えろと言ったが秋夕物価管理は大惨敗だった」と話した。
与党は‘親庶民’行動を継続した。アン・サンス ハンナラ党代表はこの日、地方区の京畿果川の救世軍養老院と療養院を訪ね「庶民経済をはやく生かすのが政府とハンナラ党がしなければならない課題」として「我が国の社会の70~80%を占める庶民と中産層が、ゆりかごから墓場まで幸せに暮らすことができる福祉概念を実践しなければならない」と福祉と庶民経済を繰り返し強調した。
←養老院へ行ったハンナラ
アン・サンス ハンナラ党代表が23日午前、自身の地方区である京畿果川、中央洞の救世軍果川養老院を訪問し、おばあさんたちと話している。果川/タク・キヒョン先任記者 khtak@hani.co.kr
民主党は首都圏の記録的な豪雨を挙論し、4大河川事業を批判した。パク・キチュン院内首席副代表は「1時間に75mmだけ雨が降っても浸水する地域が首都圏のあちこちにあるのに、この地域住民たちの痛みにはかかわらず、洪水被害のない4大河川に莫大な予算を注ぎ込むのが話になるか」と話した。だが、キム・ムソン ハンナラ党院内代表は「ソウル市など地方自治体予算と国土海洋部の予算は初めから用途が違う」と反論した。
ただし、迅速な水害復旧の約束には与野党に異見はなかった。キム・ムソン ハンナラ党院内代表はこの日、江西区、禾谷洞の水害現場を訪ね、はやい水害復旧を約束した。アン・ヒョンファン スポークスマンは「李明博大統領の指示により100万ウォンずつの緊急水害復旧支援金が現場で支給され良い反応を得た」と話した。
パク・チウォン民主党院内代表も前日、江西区、禾谷洞に続き、この日陽川区、新月洞を訪ね「被害が激しい地域は特別災害災難地域として宣言しなければならない」と話した。民主党全党大会走者らも水害現場を訪ねた。
ハンナラ党所属のク・サンチャン(ソウル、江西甲),キム・ヨンテ(ソウル、陽川乙)議員は、国会で民主党出身ノ・ヒョンソン江西区庁長とイ・ジェハク陽川区庁長などと共に記者会見を行い、ソウル、江西区、禾谷洞と空港洞、陽川区、新月洞と新亭洞など4洞を特別災難地域として宣言して欲しいと要請した。
ソン・ヨンチョル、イユ・チュヒョン記者 sychee@hani.co.kr