原文入力:2010-09-16午後08:02:21(1700字)
キム・ファンシク総理候補 検証 どのように?
民主 "経済・外交など能力徹底検証"
国政調整・政治中立性も問い詰める方針
不当所得控除・兵役免除など疑惑も
コ・ナム記者、ファン・ジュンボム記者
←キム・ファンシク監査院長が去る2008年9月2日、国会で開かれた‘監査院長人事聴聞会’で 「私がでまかせ総理提案を受けたとすれば行きません。 監査院長だから行くのです」等の発言をしている。 キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr
今回も無難に通過できるだろうか? キム・ファンシク総理候補者は最高裁判事と監査院長をたどりながら2度も人事聴聞会の関門を通過したが総理聴聞会は検証の強度が違う。
■法曹人としてではなく総理としての資質は?
民主党はキム候補者が経済や外交問題では豊富な経験と知性が少ないと見て、これと関連した検証に注力する態勢だ。特に4大河川事業など敏感な国政懸案を調整する‘政治的能力’検証が聴聞会の焦点になるものと見られる。民主党は去る7日、国会法制司法委員会で監査院が4大河川事業監査結果の公開を故意に遅らせていると出席したキム候補者を批判した。2008年の監査院長 人事聴聞会の時もキム候補者の政治的中立性が論難になった。キム候補者はチョン・ヨンジュ前社長の解任を建議した当時の監査院の韓国放送特別監査を「国民視聴料で経営される韓国放送が正常に運営されているのかを取りまとめることで‘狙い打ち監査’というのは適切でない」と話した。また「大統領の韓国放送社長任命権には解任権が含まれる」と明らかにした。当時、民主労働党、民主弁護士会、公務員労組などはキム候補者の監査院長任命に反対する声明を出した。
■大統領、総理、与党代表の全てが兵役免除 論難
キム候補者は2008年人事聴聞会の時、三つの疑惑を受けた。△子息が大学院在学中に米国留学に行ったが、息子名義で教育費所得控除700万ウォンを受けた事実△姉2人から各々1億ウォンずつを無利子で借りたこと△不当に兵役の免除を受けたという疑惑などだ。イム・テヒ大統領室長は16日ブリーフィングで「所得控除の場合、当時の制度を正確に知らずに起きた錯誤であり、監査院長聴聞会直後に該当金額を全て返却した」と明らかにした。姉に借りたお金2億ウォンと関連しては「2008年6月最高裁判事退職の時、各々5000万ウォンずつ返し、残りは今後 返すことにした」と話した。まだ1億ウォンを返すことができていないわけなので贈収賄罪論難がおきることもありうる。当時の聴聞会でも利子を払わない場合、贈収賄罪に該当しうるという指摘が提起された。
←キム・ファンシク監査院長が新国務総理候補者に指名された16日昼、国会で所感を聞く記者らの質問に明るい表情で答えている。 カン・チャンクァン記者
兵役免除に対しては「1972年当時、両眼の屈折角差が2ディオプター以上ならば兵役免除だったが、キム候補者は5ディオプター差で免除された。軍隊に行かないのでなく、行くことができなかったということ」というのが大統領府の解明だ。ところが野党議員らは李明博大統領とアン・サンス ハンナラ党代表に続き、国務総理まで全員が兵役の免除を受けたという点を集中攻撃する可能性が大きい。
‘言葉変え’も論難だ。2008年9月の国会会議録を見れば、キム候補者はユ・ギジュン ハンナラ党議員が監査院の政治的独立性に対する見解を尋ねるや、「私がでまかせで総理提案を受けたとすれば行きません。(提案受けた席が)監査院長だから行くものです」と答えた。パク・ソンスク民主党議員が監査院長職を最後と感じるかを尋ねるやキム候補者は「そうです」と答えた。
コ・ナム、ファン・ジュンボム記者 dokko@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/440169.html 訳J.S