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‘天安艦最終報告書’も疑惑を鎮火できず

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/439588.html

原文入力:2010-09-13午後09:08:59(1170字)
プロペラ変形・魚雷火薬成分 未検出など‘核心’避け
‘1番魚雷インク’も北韓産 立証できず 論難続く模様

クォン・ヒョクチョル記者

国防部は13日、天安艦が北韓小型潜水艦(艇)が発射した音響誘導魚雷(CHT-02D)による水中爆発で沈没したという結論を書いた‘天安艦襲撃事件合同調査結果報告書’を公開した。しかし、この間に提起された種々の核心疑惑に対しては相変らず説明が不足し、論難が持続する展望だ。

国防部合同調査団民間側団長を引き受けたユン・トゴン カイスト名誉教授とユン・ジョンソン国防部調査本部長(少将)等はこの日、国防部で記者会見を行いこういう内容の最終報告書とシミュレーション結果を公開した。報告書は「(天安艦が)魚雷による水中爆発で衝撃波とバブル効果を起こし船体が切断され沈没し、水中爆発地点は天安艦ガスタービン室中央から左舷3m、水深6~9m程度」と明らかにした。報告書は「武器体系は北韓で製造し使われる高性能爆薬250㎏規模のCHT-02D魚雷と確認された」と付け加えた。報告書は「韓国と米国の水中爆発シミュレーション結果を総合してみれば、水深7mでTNT360㎏が爆発した場合、天安艦の実際損傷状態と非常に類似した結果を得ることができる」と明らかにした。

報告書は代わりに機雷説と関連して、非接触式繋留機雷の場合、事故海域の潮流により設置が事実上不可能であり、陸上操縦機雷も1977年に設置され除去されたうえに、爆発力が弱いという理由で‘可能性なし’という結論を下した。座礁説に対しても「スクリュー翼が破損したり引っかかれた跡がない」として可能性を排除した。報告書はまた、船体と事故海域で発見した魚雷推進体に吸着した非結晶酸化アルミニウムが同一な成分であり、水中爆薬の爆発材という既存合調団発表内容を再確認した。

しかし報告書は右舷スクリューは曲がった反面、左舷スクリューは完全な理由に対して明確な説明を出すことができなかった。天安艦船体からは高性能爆薬成分が検出されたが、魚雷推進体からは爆薬成分が検出されなかった理由も解明できなかった。国防部が‘決定的証拠’として前面に出した魚雷推進体に書かれた‘1番’文字についてもインク原料を分析したが大部分の国家で類似の原料を使っており、製造国を識別することはできなかったと明らかにした。合調団は魚雷推進体が北韓製であることを立証する輸出用魚雷紹介パンフレットも公開しなかった。

クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr

原文: 訳J.S