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設計図 出処 前言覆す…まだ‘疑問の1番’

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/439206.html

原文入力:2010-09-10午前09:03:45(996字)
腐食期間・‘1番表示’も論争中

いわゆる‘1番魚雷’は天安艦事件論難の核心であり、民・軍合同調査団(合調団)が最もしばしば言葉を変えた対象だ。‘1番魚雷’は登場からして劇的だった。政府が合調団発表を5月20日と念を押した状態で、それよりわずか5日前にはえ縄漁船の網にかかり姿を現した。合調団はそれを北韓の輸出用重魚雷である‘CHT-02D’の推進体だとし、天安艦事件の‘決定的証拠物’として提示した。

しかし、この‘決定的証拠物’に対する合調団の説明が不正確だったことが相次いで明らかになった。まず出処問題だ。合調団は当初、魚雷推進体設計図を北韓の輸出用カタログから得たと説明した。だが、合調団は後になり設計図はカタログではなくCDから出力したものと言葉を変えた。合調団は6月29日、言論3団体との討論会時には設計図を間違って提示したと告白した。当初提示されたものは北韓の別の魚雷の‘PT-97W’の設計図だったとのことだ。

魚雷推進体を覆っているサビに対しても、様々な疑惑が提起されたが、合調団は明確に解明しなかった。当初合調団内部でも推進体のサビが激しく天安艦と関係ないのではないかという意見が提示された。だが、合調団は錆がついた部位が最大6倍の違いが生じているとしながらも、肉眼で見る時 2ヶ月程度経ったものと発表し天安艦との関連性を強調した。合調団は当時、正確な腐食期間は‘加速化実験法’で検証中であり、6月末に結果が確認されると言ったが、9月9日現在まで発表されていない。推進体の‘1番’表示は今も最も熱い争点だ。推進体の各部分のペイントが溶けている状態でも正常に姿を維持している‘マジックインキ’が論争の核心だ。

合調団がこのように‘1番魚雷’に精魂を込めているが、実際ロシアが北韓が天安艦爆破と関係ないと見る核心論拠も魚雷という点はアイロニーだ。ドナルド・グレッグ前駐韓大使によれば、ロシアは北韓には天安艦を爆破できるほどの高性能魚雷を作る能力がないと判断している。 キム・ポグン記者 tree21@hani.co.kr

原文: 訳J.S