原文入力:2010-09-07午後09:01:17(1192字)
人文学 5ヶ講座 教養必須に "急変社会、人格教育が適合"
中央大など他大学と差別化
ファン・チュンファ記者
最近大学が学科統廃合等を通じて人文学分野を冷遇し実用学問分野を先を争って育てている現実で、慶煕大が人文学教育を強化する具体的な方案を用意し注目を集めている。慶煕大は「急変する社会で実用教育より人文学教育が社会適応力を育てる上でさらに適合するという判断をした」と説明する。
7日、慶煕大が用意した人文学教育強化プログラムを見れば、慶煕大は2011年から‘ヒューマニタス カレッジ’という教養専門担当機構を設立し、大学新入生たちが人文学講座を必須履修する‘人文学強化教養授業’を推進することにした。慶煕大はこのために昨年、教養強化委員会(委員長 ト・ジョンイル名誉教授)を設け、1年間 関連研究を進行してきた。
来年、慶煕大に入学する新入生は1年間、毎学期<人間理解>、<世界理解>(仮称)等のような教養科目を義務的に受講しなければならず、卒業までに7ヶの人文学教養過程の内 5ヶ以上を教養必須として履修しなければならない。また、慶煕大は人文学教育と現場連係を強化するため、既に散在していた奉仕プログラムを統合し‘地球社会奉仕団’を設けることにした。奉仕団は教育と実践を連係する飛び石の役割をすることが目標だ。例えば環境関連講義を聞いた学生が希望する場合、環境関連非政府機構(NGO)を紹介し講義室で習った内容を現場でさらに学び実践することができるように支援するということだ。
慶煕大のこういう計画は、最近 大学が‘企業が願う人材像’を輩出するとして実用学問中心に学校を再編している流れとは差別化された方向だ。2008年斗山グループに引き取られた中央大は昨年2学期から‘会計と社会’‘会計と教養’等、会計学科目を共通必須教養授業として新設した。昨年の入学生から人文社会系はもちろん、理工系、医薬学系、芸術系など専攻とは関係なく必ず会計関連授業を聞かなければ卒業することができない。これらの授業は斗山グループが中央大を取得する中で「消費者が願う製品を作ってこそ販売できるように、大学も社会が願う人材を養成しなければならない」という教育哲学を明らかにして用意されたものだ。
東国大は2015年までに語文・史学・哲学などが属する文科大学と統計などが含まれる理科大学を統合する学科構造調整を推進しており、建国大もやはり昨年、文科大学の一部学科を廃止・統合した。
ファン・チュンファ記者 sflower@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/438725.html 訳J.S