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松島テクノパーク‘身内はめ込み’…中浪区では区議員の親姻戚が勤務

原文入力:2010-09-07午後07:37:55(1294字)
全国各地で‘特別採用 雑音’

キム・ヨンファン記者

←ユ・ミョンファン前外交通商部長官

ユ・ミョンファン外交通商部長官の娘の特別採用疑惑が事実であることが明らかになる中で、地方自治体はもちろん地方公企業や出資機関など全国随所で特別採用をめぐる雑音が後が絶たない。

7日、仁川市など全国地方自治体関係者たちの話を総合すれば、仁川市と政府共同出資機関である‘松島テクノパーク’シン・某院長は、昨年1~7月自身が以前に勤めていた忠南テクノパークの職員5人を採用した。この際、シン院長は自身が書類選考委員と面接審査委員長を引き受け、直.間接的にこれらを採用するためにあらゆる影響力を行使したことが仁川市監査で明らかになった。仁川市監査室関係者は「審査の公正性のために院長自身が審査委員を忌避しなければならなかったが、自ら審査委員長を引き受け面接をした後、全員を採用したことが確認されテクノパーク理事会に問責を要求した」と話した。

江原、鉄原郡は昨年10月、チョン・ホジョ郡守の娘を地方特別職7級公務員(郡保健所診療所長)として特別採用し問題になるや、一歩遅れて任用を取り消した。郡は当時、書類・面接審査でチョン郡守の娘(31)を選んだ。しかし、チョン氏は‘公示日の1年前から住民登録住所地が鉄原郡になっていなければならない’という受験者資格要件を備えていなかったにも関わらず、郡がこれを無視し任用したことが明らかになった。人事担当公務員2人は現在、起訴され裁判を受けている。

自治団体長と地方議員らの息子や娘が区や出資機関などで一緒に仕事をする珍しい風景も起きている。ソウル、中浪区広報課には前・現職区議会議長の娘たちが特別採用され共に仕事をしている。去る5月<ハンギョレ>取材当時、中浪区と区出資機関である中浪区施設管理公団には、前・現職区議員と前区庁長の息子・婿など親・姻戚が多数勤めていることが確認された経緯がある。

忠南道はイ・ワング前知事就任直後の2006年7月、イ前知事の選挙運動をした○氏を別定4級(道議会専門委員)に特別採用したのに続き、○氏の息子も2008年10月に別定8級で特別採用した。O氏は問題に火がつくや7日に辞表を出した。全北道がキム・ワンジュ知事の選挙キャンプ出身要人 5~7人を全北道と傘下機関に特別採用した事実などが知らされながら、全国地方自治団体長らの‘身内はめ込み’を巡り雑音が絶えない。

チョン・イルソプ仁荷大教授(行政学)は「団体長らが親・姻戚など非適格者を任命しようとすれば、資格を備えた人々から機会を奪うことになり、ひいては非適格者採用にともなう副作用がそっくり住民たちに戻ることになる」と話した。

キム・ヨンファン記者、全国総合 ywkim@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/438685.html 訳J.S