原文入力:2010-09-04午前10:23:16(1211字)
4大河川の一環 2兆3000億 投入
12ヶ所は全く問題のない堤防 新たに築き
住民同意手続き 無視‘反発’も
政府が4大河川事業の一環として2兆3000億ウォンをかけて全国96ヶの貯水池堤防を嵩上げするという計画を推進し、12ヶ所では完全無欠な貯水池堤防はそのままに新しく堤防を作ることにし、予算浪費という批判が出ている。また、住民同意もまともに経ないまま事業をゴリ押しするなど、各地で住民たちとの葛藤様相も呈している。
3日<ハンギョレ>が入手した韓国農漁村公社の‘貯水池堤防嵩上げ事業 嵩上げ類型’資料を見れば、事業対象96ヶ所の内、既存貯水池の下方に新たに堤防を積む‘移設積み’方式の事業をしようとしている所は12ヶ所で、計3022億ウォンが投入される。水系別には、洛東江7ヶ所、錦江4ヶ所、栄山江1ヶ所だ。12ヶ所は全て堤防高さ15m以上の大規模貯水池事業だ。多額の資金を投入し既存貯水池の下流に新たに堤防を積めば、既存の堤防の使い道がなくなる。例えば慶南、宣寧郡、洛東江支流にあるソアム貯水池は30年間、日照り・洪水の被害がなかったのに、政府は239億ウォンをかけて高さ23mの既存堤防の下流側に高さ52.5mの新しい堤防を積み近隣の徳岩貯水池まで720mのトンネルを通す計画だ。光州、光山区、本良洞の旺洞貯水池は既存堤防から200m余り下流に高さ19.6mの新しい堤防を積もうとしたが、住民たちの反発で既存堤防を3.8m高めるよう修正した経緯がある。
2012年までに4大河川事業を終えるという計画に合わせようとしたが、住民同意手続きを無視するなど便法も駆使している。農漁村公社は全南、和順郡、寒泉面の金田貯水池堤防嵩上げ事業(265億9600万ウォン)を推進する際に、反対者が多数の追加水没面積土地所有者ではなく、国公有地が大部分の土地所有者の同意を求めたとことを根拠に事業認可申請を全南道に出した。
忠北、提川市は茅山洞の飛龍タン貯水池堤防嵩上げ事業の中断を要求する公文書を忠北道に送ったと3日 明らかにした。政府が昨年12月、4大河川事業の一環で貯水池堤防嵩上げ事業を始めて以来、自治団体が事業にブレーキをかけたのは今回が初めてだ。農漁村公社は90億ウォンをかけて既存の高さ21mの堤防を4~5m高める工事を推進しようとしているが、地域住民たちと提川市は現在の飛龍タン貯水量に近隣の義林池貯水量だけでも周辺農耕地242万㎡に十分に水を供給することができると反論している実情だ。
光州、清州/チョン・デハ、オ・ユンジュ記者 daeha@hani.co.kr
原文: 訳J.S