「非暴力、平和、人権が抽象的な理想郷ではなく、実際の政治・安全保障の危機を解決できることを示した古典的かつ現代的な事例です」
12・3内乱を阻止した「光の革命」を成し遂げた韓国市民をノーベル平和賞候補として推薦した韓国と海外の政治学者たちは、理想でしか考えられていなかった価値が民主主義の危機の前で実際に発揮した影響力を詳細に指摘した。苦難の現代史の中で培われた非暴力抵抗の姿勢と、それを受け入れた堅固な民主主義体制が、韓国はもとより東アジア全体を危機に陥れかけた事態を防いだ点を強調した。
■「韓国を超えて多くの国に適用可能なモデル」
ソウル大学政治学科のキム・ウィヨン教授(前世界政治学会ソウル総会首席組織委員長)ら4人の国内外の政治学者たちが、1月にノーベル平和賞推薦のためにノーベル委員会に提出した「説明資料」を19日に確認したところによると、彼らは光の革命を成し遂げた市民が「アルフレッド・ノーベルの遺言に明記された主な願いである武力の政治的役割の縮小、国内外の兄弟愛の強化、深刻な政治的対立の解決のための平和的メカニズムの発展を達成した」と評価した。
説明資料は、推薦者であるキム教授とバレンシア大学のパブロ・オニャーテ教授(スペイン)、ダブリン大学のデイビッド・ファレル教授(アイルランド)、グアダラハラ大学のアズール・アギアル教授(メキシコ)などの政治学者の意見を集めて、聖公会大学市民平和大学院およびアジア非政府組織学(MAINS)大学院のイ・ソンフン兼任教授が作成した。
彼らは説明資料のかなりの部分で「光の革命」が示した憲法守護モデルについて説明した。韓国を超えて政治的危機に直面している多くの国に普遍的に適用可能な道筋を示したと強調している。全国規模の非暴力デモ▽国会の憲法守護▽司法の検討と法治の執行が主な内容だ。
彼らは「戒厳令宣布直後から数百万人の市民が大規模な平和集会を開いた。非暴力と道徳的明確性、市民的覚醒を象徴するろうそくとペンライトが広く使われたのが特徴だ」と述べた。
平和的な抵抗が制度と結びついた点も印象的だ。彼らは「国会は迅速に憲法的権威を主張し、(憲法裁判所など)司法手続きの透明性は(12・3内乱を)政治的・安全保障的問題としてフレーム化しようとする試みに対応した」と述べた。
■K民主主義、革命の「光」は過去から
光の革命が示した「合法的な手続き、包摂的な参加、倫理的な自制」は、4・19(4月革命)から2016~2017年のろうそく抗争に至るまで、民主主義を取り巻く絶望と達成を経験しながら作られたという点も浮き彫りにした。「光の革命は突然現れたものではない」とし、「1961年、1972年、1980年のコストを記憶し、1987年と2016〜2017年に学んだ民主主義の技術を適用した」と説明した。
過去の経験から生まれた光の革命は、結局「未来志向のビジョン」であると説明している。推薦に名を連ねた政治学者たちは「(光の革命の)経験を通じて、国際社会は21世紀の平和が、主に武器や非常権限によって保障されるのではなく、一般市民が民主的原則に対する勇気、節制、忠誠心を持って集団的に行動することによって保障されることを確認することができる」とし、「今と将来の世代に平和を守る道を開いた」と述べた。
李在明(イ・ジェミョン)大統領は前夜、ソーシャルメディアのX(旧ツイッター)への投稿で、韓国市民がノーベル平和賞候補に推薦されたというニュースをシェアし、「人類史の模範となる偉大な大韓国民の国、韓国であるからこそ可能なことだった」と綴った。さらに「韓国はやります!」と強調した。