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"政治査察 あんまりだ" ハンナラ党 驚愕

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/431571.html

原文入力:2010-07-22午前10:03:01(1561字)
倫理支援官室、ナム・ギョンピル議員 夫人査察 疑惑 波紋
"カン・ヨンソク セクハラに続き また…補欠選どうやって戦うか" 慨嘆
"2008年総選挙時 イ・サンドクに不出馬勧誘 不敬罪" 疑惑も
徹底した真相調査 異口同音 党次元での対応 強く求める

シン・スングン記者,ソン・ヨンチョル記者

国務総理室傘下の公職倫理支援官室が民間人を不法査察したのに続き、4選与党少壮派重鎮のナム・ギョンピル議員の夫人まで査察していたことが21日明らかになり、ハンナラ党内からは‘度を越した政治査察に驚愕’という怒りの混じった反応があふれ出た。
親イ直系のある首都圏議員は「国会議員も公職であり聖域ではないが、不法行為に対する捜査でもなく、本人でもない周辺人物を査察したということは、有ってはならないこと」とし「あまりにあきれて開いた口が塞がらない」と話した。この議員は「カン・ヨンソク議員セクハラ事件に続き、今度は与党重鎮不法査察事件まで起きて、7・28補欠選はどうやって戦えというのか、本当にやりきれないという言葉の外には出てこない」と嘆いた。

釜山地域のある初当選議員は「本当に政権が滅ぶつもりでなければ起きえないこと」と怒りを爆発させた。ソウル地域のある重鎮議員は「与党重鎮議員まで無差別的に査察したということは、それこそ重大な事件で、事実ならば決してそのまま見過ごせない」と言った。親朴槿恵系のある初当選議員は「一言で言って恐ろしいことが起きた」と言い、首都圏のある若手議員は「あまりにも明白なでたらめ行為で、話す言葉さえない」と口を閉ざした。

絶対的な権力を握った者らの傲慢から始まった行為という分析も出てきた。嶺南圏のある初当選議員は「これは権力の蛮勇だ。権力を握った者らが、何をどうしようが自分たちがすれば全てのことが合理化されるといった傲慢に陥ったために起きたこと」と話した。この議員は「かつて問題になった‘社稷洞チーム’に次ぐ権限を支援官室に与えたことにより、誕生してはいけない組織が誕生した」と指摘した。

党の一部では、2008年4月総選挙時に李明博大統領の実兄 イ・サンドク議員の退陣を要求した議員たちに対して広範な査察が行われたという疑惑も提起された。党内情報通と呼ばれるある首都圏議員は「党内では‘お兄さん’不出馬と2線後退を要求した議員らに対する裏調査がなされたという話が広まっている」として「さらに政権の実力者と呼ばれたチョン・ドゥオン議員周辺に対する調査も進行されたと聞いた」と話した。ハンナラ党内では、この間ナム・ギョンピル議員はもちろん、チョン・ドゥオン,チョン・テグン議員など いわゆる‘お兄さん退陣’に積極的な議員らに対する裏調査がなされたのではないかという疑惑があふれた。

徹底した真相調査と処罰が必要だということにも異見がなかった。ソウル地域のある初当選議員は「事実ならばハンナラ党が主軸となって、指揮ラインを最後まで追跡し完全にその環をえぐり取り、応分の処罰をしなければならない」として「放置すれば大韓民国の未来もなく、ハンナラ党も共倒れになる」と話した。釜山地域のある初当選議員も「私設ラインの責任者を徹底的に調査し処罰しなければならない」と強調した。核心党職を引き受けているある重鎮議員は「事実関係を確認した後、党次元の対応方案を講じるだろう」と話した。 シン・スングン,ソン・ヨンチョル記者 skshin@hani.co.kr

原文: 訳J.S