原文入力:2010-07-22午後06:31:00(1299字)
‘注意’懲戒の後にも被害女子職員側 確認要請 拒否
"身内 庇護" 批判…人権委調査 来月 結論
パク・イムグン記者,ソン・ジュンヒョン記者
イ・ガンス(59)高敞郡守のセクハラ疑惑事件と関連して、イ郡守に低水準の懲戒である‘注意’処分を下した民主党は、被害者のキム・某(23)氏に調査と懲戒結果を知らせてもいなかったことが明らかになった。これはカン・ヨンソク議員のセクハラ疑惑事件に火が付いた20日に、直ちに倫理委員会を招集し最も高い水準の懲戒である‘除名’を決めたハンナラ党の対応とは正反対の姿だ。
イ郡守のセクハラによる被害者であるキム氏は22日「去る5月に民主党側からこの事件に関連して、高敞に調査に出て誠実に答えたが、その後 民主党側から調査と懲戒結果について何の連絡も受けられなかった」として「去る13日、全州地検井邑支庁の対面調査でイ郡守が‘党から注意懲戒を受けた’と話し初めて知った」と明らかにした。
さらに民主党側は現地調査が終った後、キム氏とキム氏両親がこの事件の処理結果を知らせてくれと要請するや「知らせることはできない」と話したとキム氏は伝えた。キム氏は「セクハラに対する民主党の懲戒が‘注意’に終わったとすれば理解できず、受け入れることもできない」として「身内とイ郡守をかばわず、事件を公正に処理してくれたら良いだろう」と話した。
キム氏の母親 チョ・某氏も「私たちの娘の場合、イ郡守が閉じられた空間に何度も呼び、続けてセクハラするなど強度がカン・ヨンソク議員のセクハラ事件よりさらに深刻だった」として「ハンナラ党は除名までしたが、民主党は無対応で一貫しながら、この問題をそのままやり過ごそうとしている」と指摘した。
この日、イ郡守はセクハラ疑惑事件に対して何の公式対応もしないまま、カン・ヨンソク議員のセクハラ疑惑事件がイ郡守の事件にどんな影響を与えるかに対してのみ神経を尖らせる雰囲気だった。ある公務員は「セクハラをしたといっても不起訴されたので一段落したのではないか」として「皆この問題が静かに終わることを願っている」と話した。
イ・ミョンヒ全北女性団体連合教育局長は「セクハラ事件は道徳的非難の対象や民事上損害賠償訴訟の対象になるが、刑事処罰しにくく今回のようにセクハラが明白でもどうにもできない状況が起きる」として「むしろ高敞郡守の場合のように、セクハラ加害者が被害者を名誉毀損と虚偽事実流布に追い詰め被害者が法的対応をあきらめる事例すらある」と話した。
一方、去る5月この事件を受け付けた国家人権委員会関係者は21日「陳情人被害者と被陳情人高敞郡守を現地で調査し、来月初めに調査結果を差別是正委員会に上程し結論を出す予定」と明らかにした。
パク・イムグン、ソン・ジュンヒョン記者 pik007@hani.co.kr
原文: 訳J.S