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"洛東江(ナクトンガン)がきれいになる前までは降りて行かない"

原文入力:2010-07-22午後04:51:07(1579字)
驪州 梨浦堰 高さ30mで 環境運動家たち‘生命運動’
‘SOS 4 RIVERS’垂れ幕掲げ… "国民の声を聞きなさい"

キム・キソン記者チェ・サンウォン記者

←環境運動連合活動家3人が22日午前、京畿道、驪州郡4大河川事業第3工区の梨浦大橋そばの梨浦堰で4大河川事業の中断を要求し占拠籠城を行っている。(左側) 22日午前、慶南、昌寧郡、吉谷面4大河川工事咸安堰工事現場クレーンでイ・ファンムン慶南環境運動連合事務局長とチェ・スヨン釜山環境運動連合事務局長が4大河川事業の全面中断を要求し高空籠城を行っている。 シン・ソヨン、キム・テヒョン記者

"国民の声を聞きなさい。"
梅雨の雨があがった22日午前、ようやく青い水を現した南漢江が彼らを抱きしめた。川底がずたずたに切り裂かれる痛みと侮辱を毎日被った南漢江は‘生命運動’をする彼らを迎え、暫しの間とはいえ呻きを止めたようだった。

 政府の4大河川事業漢江第3工区現場の京畿道、驪州郡、大神面の高さ30m余りの梨浦堰。‘驪州のランドマーク堰’と書かれた広告看板は‘4大河川をいじるな’という大型懸垂幕で覆われた。南漢江の中央に聳える梨浦堰に登った環境運動家たちは4大河川を助けてほしいという意味の‘SOS 4 RIVERS’という垂れ幕を掲げることも忘れなかった。

 この日午前3時25分頃、梨浦堰に上がったこれらの人々は1時間後に他の人の進入を防ぐため、橋と堰を結ぶ臨時通路を切ってなくした。そのため工事を引き受けた大林産業側はボート2隻を利用し墜落防止用網を設置するなど忙しく動いた。急遽100人余りの兵力を工事現場内外に配置した警察は、堰の下方に急流が流れ、あちこちに鉄骨構造物が設置されている点を挙げ、鎮圧よりは説得に重きを置いていると伝えられた。

 臨時通路を取りはらった籠城者たちが発電機用ガソリン、ミネラルウォーターと若干の食糧などを所持し150㎡余りの空間で4大河川事業の中断を要求しているが、いつ終わるとも知れない戦いにすべてを賭けた姿だ。

 ソウル環境運動連合ヨム・ヒョンチョル(42)事務局長はこの日<ハンギョレ>との電話通話で「私たちの国土の血管を切り出す切迫した状況をこれ以上放置できずやむを得ない選択をした」として「自ら目と耳を塞ぎ、地方選挙を通じて国民の審判を受けた政府だが未だに反省し疎通する姿を見せずにいる」と嘆いた。

 ‘洛東江は流れなければならない’等が書かれた大型垂れ幕3ヶがクレーンに掲げられ洛東江咸安堰現場もやはり緊張感の中に長い一日が過ぎた。水遊び用ゴムボートを利用して咸安堰建設現場のタワークレーンを占拠したりイ・ファンムン 晋州環境運動連合事務局長も<ハンギョレ>との電話通話で 「4大河川事業のために汚くなった洛東江の水が再びきれいになるまでは、私の意志のとおり降りない」と覚悟を固めた。

 一方、韓国水資源公社と咸安堰施工者はこの日、工事現場すべての出入り口を閉鎖し取材陣など部外者の出入りを統制し、この過程で環境運動家2人がドアをあけることを要求し塀を越え工事現場内に入り警察に連行された。韓国水資源公社は「今すぐではないが、もし占拠が長期化するならば安全装置設置後に強制鎮圧することもありうる」と明らかにし、時間が経つほどに緊張は高まるものと見られる。

驪州、昌寧/キム・キソン,チェ・サンウォン記者 player009@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/431608.html 訳J.S