原文入力:2010-07-09午後09:38:34(1016字)
"軍事独裁時期にもなかったこと"
MBC労組 責任者処罰要求
イ・ムニョン記者,ソク・ジンファン記者
現職警官が<文化放送>(MBC)のラジオ生放送スタジオに無断で立ち入り、担当ディレクターに放送を控えたインタビュー質問紙の提出を要求した事実が明らかになった。
9日文化放送労組によれば、ソウル警察庁情報2分室 パク・某警衛は先月28日、ラジオ プログラムの ‘キム・ミファの世界は そして私たちは’ 生放送直前の午後6時頃、スタジオに入ってきて当日のインタビューが予定されたチェ・スチャン前江北警察署長のインタビュー質問紙を要求した。チェ前署長はこの日、警察首脳部の実績主義を公開的に批判し職位解除された。
パク警衛は先立って5時55分頃、担当ディレクターに電話をかけチェ前署長出演有無と時点を尋ねた。担当ディレクターが電話を切った後、スタジオに到着した時はパク警衛がすでに来ていた。担当ディレクターはパク警衛の要求を断り、以後 担当部長がパク警衛を外に送りだした。
文化放送のあるディレクターは 「担当ディレクターが放送後に連絡すると言ったのにパク警偉は許諾を求めずに立入禁止区域のスタジオに無断に入ってきた」 として「ディレクターが威圧的と感じるほどだった」 と伝えた。文化放送労組は 「警察が生放送スタジオに無断で侵入し、インタビュー台本の提出まで要求することは軍事独裁時期にもなかった」 と批判した。
文化放送ラジオ ディレクターらは9日、緊急対応策を議論した後「言論の自由に対する重大な侵害」 として△ソウル警察庁長官の公開謝罪△徹底した真相究明と責任者処罰を要求した。文化放送使用側も立場文を出し「有り得ないこと」としつつ警察責任者の公式謝罪と関連者問責を要求した。
ソウル警察庁はこの日「担当ディレクターと通話できず直接訪ねて行き内容を尋ねたが、本意と違い物議をかもすことになった」 とし 「報道機関相手の情報収集であり特に丁重に尋ねたものと理解する」 と弁明した。
イ・ムニョン、ソク・ジンファン記者 moon0@hani.co.kr
原文: 訳J.S