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‘最低生計費 生存実験’持ちこたられるか

原文入力:2010-07-01午後10:18:51(1806字)
1人世帯 50万4344ウォン…
参与連帯 体験キャンペーン
来月 計測過程 資料活用
大学生など 11人 挑戦
"改善点 直接 学びます"

キム・ソヨン記者,イ・ジョングン記者

←‘最低生計費で一ヶ月生活’希望UPキャンペーンに参加したパク・ウンジ(左側)、キム・マンチョル学生が 1日午後、ソウル、城北区、三仙洞、長寿の村で一月間暮らす家に入り食器類などを食器棚に入れ整理している。学生たちは家主のハルモニ、職場に出勤して来られなかったキム・ジンヒ氏などと共に4人が136万3091ウォンで1ヶ月を暮らしてみる予定だ。イ・ジョングン記者 root2@hani.co.kr

"最低生計費で一ヶ月間 持ちこたえられるだろうか?" 保健福祉部中央生活保障委員会が米・ラーメン等、生活必需品価格の総額を再算定する最低生計費計測を8月末に実施する予定であり、最低生計費で実際に生活可能なのかを調べてみる市民の一ヶ月体験キャンペーンが始まった。最低生計費は物価上昇率などを考慮し毎年決定され、計測は3年に1回ずつ実施される。

参与連帯は1日午後、ソウル、城北区、三仙洞の漢城敬老堂前で記者会見を行い「最低生計費で暮らせる最低生活水準を一般市民が直接確認した後、来月末の最低生計費計測過程に積極的に意見を出すだろう」と明らかにした。最低生計費体験団は一ヶ月体験とリレー・オンライン体験など3チームで構成される。

まず‘一ヶ月体験団’は再開発地域に指定されたソウル、三仙洞の長寿の村で一ヶ月間を最低生計費だけで食べて寝て生活することになる。大学生など一般市民8人と長寿の村住民3人で構成された11人の体験者たちには、1~4人世帯に分けて世帯別に1人50万4344ウォン、2人85万8747ウォン、3人111万919ウォン、4人136万3091ウォンなど、今年の最低生計費が支給される。

‘リレー体験団’はソウル、龍山区の箱部屋で最低生計費内で一日食料品費(6300ウォン)を持って24時間を過ごすことになる。‘オンライン体験団’は自身の家で最低生計費で生活し、キャンペーン公式カフェ(cafe.naver.com/hopeup)に家計簿と体験手記を上げる。

‘一ヶ月体験団’として参加した同徳女子大生パク・ジウン(21・社会福祉3)氏は「学校で国民基礎生活保障法を勉強すると最低生計費の内容が出てくるが、このお金で人間が生きていくことができるのか疑問に感じた」として「直接確認して何が改善されなければならないのかを学びたくて参加することにした」と語った。

最低生計費は基礎生活受給者選定はもちろん、嬰,幼児保育や障害手当てなど福祉事業全般の対象者選定および給付基準として活用されており、波及力が大きい。最低生計費は1999年には平均経常所得(4人家計基準)の40.7%だったが、2008年には30.9%まで落ちるなど、水準が継続的に低くなっている。ホ・ソン順天郷大教授(参与連帯社会福祉委員会委員)は「日々深化する両極化を緩和させるには最低生計費の現実化が至急必要だ」と指摘した。

この日就任したキム・ヨンベ城北区庁長も記者会見に出てきて「市民の体験過程が私たちの社会の貧困問題を正確に覗き見る契機となることを期待する」と話した。

キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr

■ハンギョレ キム・ソヨン記者も参加

<ハンギョレ>キム・ソヨン記者が参与連帯の‘最低生計費で一ヶ月生活’キャンペーンに参加する。キム記者は1日から31日まで、長寿の村住民のキム・某(47)氏と息子(12)が暮らす母子家庭に入り、3人世帯を作り暮らす予定だ。3人世帯は最低生計費111万919ウォンで一ヶ月間の食料品、教育費、医療・住居費と交通・通信費などを賄わなければならない。国民基礎生活保障法は最低生計費を‘国民が元気で文化的な生活を維持するために必要とされる最小限の費用’と定義している。キム記者は最低生計費の現実を直接確認し、代案を探す現場報告書を書く予定だ。

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/428456.html 訳J.S