原文入力:2010-06-28午後09:27:37(1365字)
江北警察署長 ソウル庁長辞退促す
辞退会見 自ら要望し‘破格発言’
警察庁 "規律紊乱" 職位解除
キム・ミンギョン記者
←チェ・スチャン ソウル江北警察署長が28日午後、江北区、樊洞(ポンドン)の江北警察署で警察指揮部の実績主義を批判し、チョ・ヒョノ ソウル警察庁長官の辞退を促す記者会見をした後、記者らの質問に答えている。チェ署長は自身も「指揮部に振り回され部下職員らに実績を要求してきたことに責任を感じる」とし辞退の意思を明らかにした。 <ノーカットニュース>提供
現職警察署長がソウル、陽川警察署の拷問・苛酷行為事件は警察指揮部の無理な実績主義のせいだとし、チョ・ヒョノ ソウル警察庁長官の辞退を促し波紋が生じている。総警級警察幹部が警察指揮部を公開的に批判したことは前例のないことで、警察の拷問捜査論難が警察内部葛藤に広がる展望だ。
チェ・スチャン(48)ソウル、江北警察署長は28日、江北署会議室で記者会見を行い「陽川署の苛酷行為事件は担当警察官の過ちに劣らず、こういう行為をしてまでも実績競争に没入させるよう助長したソウル警察庁指揮部の責任もまた大きい」と明らかにした。チェ署長は続けて「実績を強調する現指揮部が維持される限り、陽川署事件と類似の事件が今後も発生する」としつつ「こういう組織文化を作り出した責任があるソウル警察庁長官の辞退を促す」と話した。
また、チェ署長は「自分自身も警察署長としてソウル警察庁指揮部の検挙実績強要に振り回され部下職員らに無条件に実績を要求してきたことに責任を感じる」とし、署長職を辞退すると明らかにした。彼は「実績に対する叱責を受け自ら急変して(部下職員らに) ‘パトロールカーを停めても良いから泥棒を捕まえることにまい進せよ’と言い、毎朝 昨夜は何人捕まえたか督促した去る一ヶ月が恥ずかしい」とし「現場で苦労した警察官らに申し訳ない」と辞退理由を明らかにした。
チェ署長は警察大1期生で全北、金堤署長、ソウル庁地下鉄警察隊長などを経て、昨年3月に江北署長として赴任した。江北署は最近4ヶ月間、実績評価で最下位点数を受け、ソウル警察庁はこのためにチェ署長と江北署を集中監察してきた。これと関連してチョ・ヒョノ ソウル庁長はこの日「江北署が昨年から成果が落ち、今年に入って継続最下位だったが、その被害を江北区民が受けることになるので放置できなかった」と明らかにした。
しかし、チェ署長は江北署の検挙実績が低調なことに対し「住民たちに仕える姿勢で仕事をしたので恥ずかしくない」とし「10人の犯罪者を捕まえることより、たった一人の無念な被害者が発生しないようにすることが刑事訴訟法の原則」と反論した。
一方、警察庁はこの日チェ署長の記者会見が‘組織内指揮系統に違反した規律紊乱行為’として、彼を職位解除し後任にペク・ウニョン ソウル庁交通管理課長を任命した。
キム・ミンギョン記者 salmat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/427819.html 訳J.S