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総理室‘民間人 不法内密調査’波紋 拡散

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/427534.html

原文入力:2010-06-25午後07:16:04(1154字)
警察 "ノサモ中心人物とし資料送り捜査要請"
キム氏 "総理室 MB動画 上げる3ケ月前から調査"

国務総理室で2008年に李明博大統領を非難する動画を個人ブログに上げたというキム・某氏を不法内密調査した後、警察に捜査を要請したという民主党議員らの暴露(<ハンギョレ> 22日付10面)と関連して、該当警察署は25日「当時総理室で‘ノサモ核心要人’としてキム氏と関連した資料を送ってきた」と明らかにした。当時警察と検察だけでなく総理室まで立ち上がり前政権の人々に対する取り締まりに出たことを示す内容だ。

江原道、平昌出身でK銀行支店長を務めたキム氏は、2008年当時この銀行に用役人材を支援するK社代表理事であった。キム氏は「総理室の調査は動画をあげた2008年6月より前のその年3月から進められた」と主張した。彼は続けて「総理室の調査が始まった後、銀行側の圧力でその年9月頃に代表理事職から退き、その直後に総理室公職倫理支援官室職員らが会社を訪ねてきて、経理帳簿などの書類を持って行き後任代表理事と経理部長などを総理室に呼び、私がイ・クァンジェ議員に政治資金を与えたか、ろうそく集会に支援金を渡したかなどを調査した」と主張した。

総理室が警察に関連書類を渡した2009年1月頃、警察はキム氏を呼び動画と関連した調査の他にも、ろうそく集会資金支援有無、ノサモ参加有無やイ・クァンジェ議員との関係などを追及した。

キム氏を調査した銅雀警察署捜査チームは後日、会社資金横領疑惑やブログ動画の名誉毀損疑惑などについて無嫌疑と判断したが、当時 銅雀警察署長が再検討を指示し結局、名誉毀損疑惑のみ検察に送検し、検察はこの疑惑に起訴猶予処分を行った。だが、その期間にキム氏は代表理事職から退いただけでなく、会社持分まで全て放棄した。当時キム氏を捜査した警察関係者はこの日<ハンギョレ>に「総理室が送った資料に名誉毀損と共に横領部分も入っていて、‘ノサモ核心要人’という部分があった」とし「それで横領疑惑がある3千万~4千万ウォン程度をどこで使ったのか尋ねたし、キム氏がイ・クァンジェ議員と同郷なのでそのような部分を調査することになった」と話した。

当時、銅雀警察署長はすでに退職しており連絡がつかなかった。総理室はクォン・テシン総理室長がパリ出張から帰って来次第、真相調査を始める予定だと明らかにした。

ソン・ジュンヒョン先任記者 dust@hani.co.kr

原文: 訳J.S