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国土部 梅雨期にも4大河川 工事強行

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/427182.html

原文入力:2010-06-23午後10:45:23(1192字)
アン・ヒジョン‘中断’発言 否認…"浚渫工程など進行"
専門家‘災害発生・建設労働者 安全憂慮’指摘

チョン・ヒョクチュン記者

政府が梅雨など雨季にも4大河川工事を強行すると明らかにした。こういう無理な工事強行にともなう突発的災害と、現場建設労働者らの安全を憂慮する声が出ている。

国土海洋部は23日「アン・ヒジョン忠南知事当選者が明らかにした‘梅雨時の4大河川工事中断’は事実ではない」とし「(雨季にも)国土部は工事を中断なく推進する予定」と明らかにした。先立ってアン当選者は22日の記者懇談会で「政府が7~9月の降雨期工事中断を宣言しただけに時間を稼いだもよう」として「この期間に環境影響評価の再実施など実質的客観的検証をする必要がある」と話した経緯がある。

これに対し国土部は「雨季には堰工事区間の仮防水を撤去するなど洪水に備えるが、それでも工事を中断するわけではない」とし「堰工事も工事が可能な区間では進行する予定」とアン当選者の発言を否認した。また、国土部は「雨季には現場作業条件の悪化で装備作業効率が落ちるなど制約が起きることはありうるが、気象状況を見守りながら浚渫工程なども継続進行する計画」と強調した。

野党と専門家たちは雨季に工事を強行するのはかなり危険な発想だと指摘する。ホン・ヒドク民主労働党議員は「気候変化で異常気候が頻発している状況で、豪雨予測がはずれるならば雨季の工事強行は大型事故を呼び起こしかねない」と話した。シム・ミョンピル4大河川推進本部長もこの間の色々な討論会とインタビューで「河川工事は他の工事とは異なり雨季になれば実質的に仕事をすることが難しい」として、梅雨がくる前に4大河川工事の速度を上げる必要があると強調してきた。

建設現場で人命被害が発生しかねないという憂慮も提起されている。カン・チャング建設労組組織部長は「雨季に工事を強行する場合、工事資材が流失することがありえ、この過程で人命被害が発生しかねない」と話した。カン部長は「現在4大河川工事は昼夜を分けたず24時間作業中だが、夜間作業をする時に豪雨が降った場合には準備もできないまま被害を受けかねない」と付け加えた。

パク・チャングン関東大教授(土木工学)は「政府は雨季に無理に工事を強行してはならない」とし「工事の強行に先立ち、工事現場で堰と堤防の安全性を確認し農耕地へ川の水が氾濫しないかなど、洪水被害の可能性に対して几帳面に点検しなければならない」と強調した。

チョン・ヒョクチュン記者 june@hani.co.kr

原文: 訳J.S