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イ・ジョンヒ "進歩新党との統合が1次的課題"

原文入力:2010-06-16午後08:18:28(2445字)
[進歩の再構成 道を問う] ②イ・ジョンヒ

キム・ウィギョム記者,イ・セヨン記者,タク・キヒョン記者

←イ・ジョンヒ議員

民主労働党の新しい代表として有力視されるイ・ジョンヒ議員に16日 議員会館事務室で会った。イ議員は去る地方選挙で国民が最も願うことを実現させるために‘痛い単一化’の苦痛を甘受したと打ち明けた。野党圏連合と関連して一角で提起されている米国の民主党モデルとか、国民参与党・創造韓国党を包括する‘非民主野党圏連合論’に対しては否定的だった。進歩新党との統合が優先という理由だった。

-野党圏連合に対する多様な議論がある。最も急進的な案が一つの政党内に多様な政派が共存する米国の民主党モデルだ。また、民主党とは別に汎進歩勢力が一つの政党にまとまるべきだという議論もある。

 "米国民主党モデルは私たちの現実では不可能だ。この間、民主党内で進歩的流れを形成するとして多くの方々が入ったが独自勢力を形成し党を進歩的に牽引することに失敗した。今回の野党圏連合も民主労働党が去る10年間、独自的基盤を固め、当選の可能性を高めてきたので可能だった。党がもう少し地域に根を下ろし進歩的政策議題を精巧化しながら野党圏を団結させることが優先だ。一次的に私たちに与えられたものは進歩大統合だ。"

-進歩新党とは直ちに統合論議を始めることができるのではないか?

 "進歩新党との統合は党中央委員会で推進することに決めた事項だ。進歩新党とも党代表水準では責任をもって統合を推進しようという議論があったが、すぐに地方選挙で反李明博連合をどんな方式で推進するのかについて判断が違った。選挙も終わったのでこの間の議論を整理する必要がある。"

米国民主党モデル
私たちの現実では不可能
進歩大統合に傍点

-民主労働党が今回の選挙で成果を得たのは事実だが、独自的進歩政党の必要性を国民に認識させることでは成功できなかったという批判もある。

 "どの野党も国民の全幅的支持を受けられない状況で‘ハンナラ党を審判しなければならないので、票をください。 失望させません。’と訴えることができる条件を作るのに民主労働党が最も大きな寄与をした。また、野党圏連帯交渉が失敗に終わる危機に処した時や、中央次元の連帯議論が挫折した後に地域で連帯を復元させた最も大きな役割も民主労働党がした。"

-2012年大統領選挙で民主党が候補を譲歩しなければどうするか?

 "今回ソウルで候補単一化をした。民主労働党としては痛い単一化であった。だが、李明博政府審判という大義のために苦痛を甘受した。候補個人や何人かの要人の決断ではなく、党全体の決定だった。"

-去る2度の大統領選挙で独自候補を出した党の前例に比べれば大きな変化だ。現実の壁を痛感したということか?

“壁? 違う。(しばらく考える)民主労働党が野党圏連帯を実現できた理由は一つだ。国民が最も願うことを実現して差し上げなければならないという義務感だ。”

-野党圏連帯の条件として民主党の革新を言う人々が多い。どのような変化が必要なのか?

“去る2月、全北と光州で民主党広域議員らが警察まで動員して基礎議員4人選挙区を2人選挙区に変えてしまった。多くの批判があり、党代表も問題点を認めたが後続措置はなかった。民主党は国民が何のために票を与えたのかを正確に理解しなければならない。野党圏連帯に対する献身性もさらに必要だ。”

‘恩平乙’補欠選勝負が
4大河川進退の分岐点
再び野党圏連帯しなければ

-今回、仁川と蔚山で地方自治体長3人を輩出した。だが、過去には蔚山で区庁長を当選させたが保守政党団体長と明確な差別性を表わすことに失敗したという評価があった。

“蔚山の民主労働党区庁長らが成し遂げた最も大きな成果は住民参加予算制だ。今回地方自治体長になったところでも地方共同政府を構成したところでは住民参加予算制を一層完結した形態にするために努力するだろう。その上で今度は基礎議会にも多くの方々が進出した。きちんとした地方自治とは何かを示す。”

-進歩新党と再統合をすることになれば、政派・路線葛藤で騒々しかった‘再び民主労働党’になるのではないかという憂慮もある。

“去る2年を経て民主労働党は多くの成長をした。議席数は減ったが地域基盤が確実になり、野党圏全体の中で持つ主導力も大きくなった。政策的影響力の面では進歩新党も成長した。今回野党が掲げた地方選挙公約、全て民主労働党と進歩新党が早くから提示した政策だ。2党が合わされば2年前に戻るのではない。”

-7・28補欠選が目前だ。どのように連帯するのだろうか?

“最も重要な勝負所がソウル恩平乙だ。野党圏が連帯する姿をもう一度お見せすることが重要だ。どの政党が元来持っていた地域だ。どの党組織がさらに強固だ、そういうことが判断基準となっては困る。恩平乙は4大河川事業を主導したイ・ジェオ国民権益委員長がハンナラ党候補として出てくる地域だ。そこでの勝負が4大河川事業の進退を決めることになるという話だ。この重大さを野党が認識するならば、各党候補が善意の競争はするものの、ある瞬間には単一目標のために力を合わせることが国民に対する道理だ。”

-恩平乙に直接出馬するつもりはないか?

“党最高委員選挙戦に参加したので、それに集中するだろう。私でなくとも党内に良い候補が多くいる。”

インタビュー キム・ウィギョム,イ・セヨン記者 monad@hani.co.kr
写真 タク・ギヒョン先任記者 khtak@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/426010.html 訳J.S