原文入力:2010-06-16午後08:06:39(1119字)
蔚山東区庁長 落選 キム・ジョンフン氏 "警察幹部が拘束説 流布"
キム・グァンス記者
速報 蔚山警察庁が3年前に盧武鉉政府の許可を受け人道的目的で北韓を訪問した民間人を国家保安法違反疑惑で大挙捜査する過程で、一部警察幹部らが地方選挙に候補として出馬した北韓訪問人物の拘束可能性に言及していたことが明らかになった。警察が今回の捜査を通じて地方選挙の結果に影響を与えようとしたのではという疑いを買っている。
2007年3月に竣工した平壌、牡丹峰区域のうどん工場設立のために北の実務陣と交渉を行ったキム・ジョンフン我が民族一つになろう蔚山運動本部共同代表は16日<ハンギョレ>との電話通話で 「投票日の去る2日、ある知人が電話をかけてきて‘懇意にしている警察幹部が、あなたが当選しても拘束されるだろうと言っていたよ’と伝えた」と明らかにした。また、この警察幹部はキム共同代表の知人に「2007年の北韓訪問と関連して蔚山で大物4人が拘束される予定だが、キム共同代表が含まれている」と話したと伝えられた。キム共同代表は去る6・2地方選挙で民主労働党蔚山東区庁長候補として出馬し2.7%差で落選した。
警察で調査を受けたある北韓訪問人士も 「調査を受けた後、懇意にしている警察幹部に尋ねたところ、キム共同代表を含めて5人の名前を挙論した」として「その5人を狙って捜査しているようだった」と話した。
こういう警察の捜査態度はキム代表の選挙運動に悪影響を与えたと見られる。選挙期間にキム共同代表を応援した現代自動車労組代議員キム・某氏は 「キム共同代表とハンナラ党候補とが選挙中盤の混戦を行っている時、知人たちに支持を訴えたところ、相当数が‘キム候補が公安事件で調査を受けているが、当選すれば区庁長が空席になるのではないか’と憂慮していた」と伝えた。
特に警察は16日「去る2月に疑惑をとらえ捜査に着手した」と明らかにしているが、<ハンギョレ>が16日までに確認した結果、調査を受けた5人全員が先月召還されたことが明らかになった。この内の一部要人は公式選挙運動期間に調査を受けることもした。
こういう情況に対し蔚山警察庁パク・ヒョンギョン情報通信担当官兼保安課長は「答える義務はない」として返答を拒否した。
蔚山/キム・グァンス記者 kskim@hani.co.kr
原文: 訳J.S