原文入力:2010-05-21午後10:09:58(1968字)
[盧武鉉1周忌] ボンハ村その後 1年
親環境米 品種増え、加工食品事業にも進出
河川・森の復元続き…今年17万人余りが訪問
チェ・サンウォン記者
←ボンハ村 略図(※クリックすればさらに大きく見ることができます)
盧武鉉前大統領は2008年2月25日、退任と同時に故郷の慶南、金海市、ボンハ村に定着し農村興しに余生を捧げることに決心し、故郷の村で美しく良い暮らしをする生態の村に育てることを出発点とした。すぐに彼は木を植え農作業を行い河川を清掃することに情熱を注ぎ、このために体を痛めもした。彼の努力でボンハ村は急速に変わって行った。
だが、昨年5月23日、盧前大統領が突然亡くなり多くの人々は 「ボンハ村興しもこれで終わるんだな」と話した。そして1年が流れた。盧前大統領がボンハ村で推進した多くのことは果たしてどうなったのだろうか?
結論から話せば、ボンハ村興しはびくともせず進行している。‘アホ 盧武鉉’が去った場所には彼よりさらにアホな人々が頑張っている。
最も広く知られた鴨を利用した親環境米農作業は今年、栽培面積が昨年より26万4500余㎡広くなった105万7800余㎡に増えた。生産量も430余tから600余tに増大すると予想される。営農組合員(栽培する人)も昨年の2倍にあたる103人に増えた。特に今年は消費者要求を合わせモチ稲と黒米、紅米、禄米など多様な品種の稲を栽培することにした。赤紫色の稲原に‘人が生きる世の中’という字を刻み、見どころも提供する予定だ。ボンハ村で生産された親環境米を利用した雑煮餅と米糠おこげなど加工食品も開発され市中で販売されている。ポンハ米マッコリも試験的に製造・販売されており、玄米米麺も開発中だ。
←盧武鉉前大統領が眠っている慶南、金海市、進永邑、本山里、ボンハ村。真ん中の三角形は盧前大統領の墓地であり、左上の仮設建物が盧武鉉大統領追慕の家。右上の建物が盧前大統領の私邸だ。金海/連合ニュース
ボンハ村近隣を流れる国内最大の河川型湿地ファポ川を生態河川に復元する事業はこちらを流れていく慶全線複線・電鉄化工事が仕上げ段階に入ることにより近い将来、生態公園形態を整えることになる。ポンファ山の村の森でもすでに間伐を終え新しい種類の木を植え、散歩道も整備している。‘財団法人美しいポンハ’は最近ポンハ山とファポ川一帯の盧前大統領が楽しみながら通った散歩道を整備し‘大統領の道’と名前をつけた。
盧前大統領が2008年春、ボンハ村内5ヶ所に直接植えた将軍茶の木はいつのまにか育ち今年初めて茶葉を収穫した。去る1日にはこの日 別の茶葉で淹れた茶を盧大統領の霊前に上げる‘第1回ポンファ山 茶神祭’も開かれた。
‘営農法人ボンハ村’のキム・ジョンホ代表は「去る1年間、盧武鉉大統領を守ることが出来なかった悲しみと悔恨を飲み続けた」と話した。その一方で「その方が生前に夢見た良い暮らしをする生態の村、親環境生態農業、ファポ川・ポンファ山の森育てなどを受け継ぐために、村の住民たちと共に努力している」として「生態農業・村の成功事例を作り全国の手本になるようにする」と話した。
去る1年間、ボンハ村には新しい施設も多くできた。代表的なものは昨年9月22日に復元した盧前大統領生家だ。母屋(37.26㎡)と下屋(14.58㎡)からなる わらぶきの家で、味噌瓶置き場とブドウ畑、竹門まで盧前大統領の記憶どおりに復元した。‘単に見回見て通るだけの剥製品ではなく、生活が可能でお客さんがくればお茶の一杯でも接待できる空間’になることを望んだ盧前大統領の意により、母屋の中に水洗式トイレとシャワー施設も設置した。
生家のそばには美しいポンハ店ができ、訪問客に記念品と盧前大統領回顧録などを売っている。昨年10月31日にはボンハ村入り口に時間当り1.5tの精米能力を整えた米穀総合処理場(RPC)である親環境米精米所が稼働を始めた。去る16日には‘盧武鉉大統領追慕の家’も開館した。
ホ・マンロク金海市観光課長は「ボンハ村は昨年126万8679人、今年に入って先月末までに17万5256人の観光客が訪れ、金海最大の観光地になった」とし「盧前大統領逝去以後にもボンハ村訪問客が全く減らず、ボンハ村のおかげで金海を訪れる観客数が以前の2倍に増えた」と話した。
金海/チェ・サンウォン記者 csw@hani.co.kr
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原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/421928.html 訳J.S