原文入力:2010-05-10午後09:30:37(1478字)
和田春樹・キム・ヨンホ総長など両国要人 200人余り 署名参加
"帝国主義の不義・不正行為"
チョン・ナムグ記者,イ・ジョンチャン記者
←韓-日合併100年をむかえ両国知識人たちが‘1910年に締結された韓日併合条約は不義・不当なものであり源泉無効’という内容を骨格とする‘2010韓-日知識人共同声明’を発表。キム・ヨンホ柳韓大総長をはじめとする韓国代表団は10日午前11時30分、ソウル,光化門のプレスセンター20階プレスクラブで両国知識人100余人ずつが参加し1次署名した共同声明を発表。イ・ジョンチャン先任記者 rhee@hani.co.kr
韓国と日本の知識人200余人が1910年に締結された韓-日併合条約は‘不義・不当なものであり源泉無効’という内容を骨格とした‘韓日併合100年韓日知識人共同声明’を10日ソウルと東京で同時に発表した。両国の代表的知識人らが両国が関連した重要な過去史に対し共同の歴史認識を整理して明らかにしたことは今回が初めてだ。今回の宣言には両国から100余人ずつ計200人余りが参加した。
両国知識人共同声明代表団は10日ソウルと東京で各々記者会見を行い「(日本の)韓国併合は大韓帝国の皇帝から民衆に至るまですべての人の激烈な抗議を軍隊の力で押さえ付け実現させた文字どおりの帝国主義行為であり、不義不正な行為だった」と宣言した。
また、声明は「条約締結の手続きと形式にも重大な欠点と欠陥が見られる」とし「韓国併合に達した過程が不義不当であるように併合条約も不義不当だ」と明らかにした。過去の韓-日併合条約の効力に対する両国の解釈差に対しても 「併合条約は元来から無効だったという韓国側解釈が共通した見解として受け入れられなければならない」と指摘した。
声明は韓国併合に対するこういう共通の歴史認識こそが両国間和解・協力の基礎と強調し、日本政府の積極的な歴史資料公開を要請した。日本軍慰安婦問題の解決、強制動員労働者・軍人・軍属などに対する慰労と医療支援措置に日本政府と企業、国民の努力も頼んだ。韓-日併合100年の年に、北韓と日本の国交正常化も進展されなければなければならないと強調した。
この共同声明には日本側から三谷太一郎 韓日歴史共同研究委員会1期委員長、ノーベル賞受賞作家 大江健三郎、和田春樹 東京大名誉教授、原寿雄 前共同通信社長、井筒和幸 映画<パッチギ>監督など100人余りが署名した。韓国側からはキム・ヨンホ柳韓大総長、カン・マンギル前尚志大総長、ペク・ナクチョン ソウル大名誉教授、パク・ウォンスン美しい財団常任理事、キム・ジンヒョン前ソウル市立大総長、イ・オリョン前文化部長官、シン・ヨンハ梨花女子大客員教授、詩人 コ・ウン氏、小説家 イ・ムンニョル氏など100人余りが参加した。
共同声明は韓-日併合100年をむかえ両国の知識人らが両国が和解・協力に進むために共有しなければならない韓-日併合に対する認識と今後の課題を議論して整理したものだ。共同声明参加者らは7月まで、両国知識人の署名をさらに集め併合100年をむかえる8月に両国政府にこれを渡し、政府次元の追加措置を促すことにした。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/420086.html 訳J.S