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ソン・フンミン「寛大な気持ちでガンインを許してほしい」…肩組んだ写真を公開

登録:2024-02-22 06:37 修正:2024-02-22 07:19
ソン・フンミンの個人SNSに掲載されたソン・フンミン(左)とイ・ガンインの写真=ソン・フンミンのSNSより//ハンギョレ新聞社

 「絶対にしてはいけない行動をした」(イ・ガンイン)

 「寛大な気持ちでガンインを許してください」(ソン・フンミン)

 サッカー韓国代表チームの2大スター、イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)とソン・フンミン(トッテナム)が、実の兄弟のように和解を果たした。イ・ガンインが先輩を訪ねて心から謝罪し、先輩は度量を見せて謝罪を受け入れた。ソン・フンミンは「イ・ガンインがとてもつらい時間を過ごしている。(サッカーファンたちが)寛大な気持ちで許してほしい」と語った。

 イ・ガンインとソン・フンミンは21日、インスタグラムを通じて劇的な和解を知らせた。この日午前、時差を置いて発表したインスタグラムのメッセージを通じて、二人の関係には何の誤解も、軋轢(あつれき)もないことをもう一度確認させた。

 イ・ガンインはこの日の早い時間にインスタグラムに謝罪文を載せ、「絶対にしてはいけない行動を取った。フンミンさんをはじめ、チーム全体とサッカーファンの皆さんを大きく失望させた。フンミンさんを訪ねて心から謝罪した」と明らかにした。ロンドンを訪問して謝罪したのだ。

 7日(韓国時間)に行われたアジアカップのヨルダンとの準決勝で敗退(0対2)した後、2人は代表チームの内紛の中心にいた。真相が明らかになっていない中で、準決勝前日の夜、イ・ガンインとソン・フンミンが食事の席でもみ合い、イ・ガンインが(ソン・フンミンに)殴り掛かったという報道が出てきた。だが、イ・ガンイン側は代理人を通じて「殴り掛かってはいない」と発表した。

 イ・ガンインは「先日のアジアカップで私の未熟な考えと軽率な行動によって(サッカーファンたちを)大きく失望させた。長い話し合いを通じて、チームのキャプテンとして(ソン・フンミンが)背負っている重さを理解し、自分自身を振り返った。ロンドンを訪れた私を快く迎え、(話し合いに)応じてくれたフンミンさんにこの文を通じてもう一度感謝したい」と書いた。

 イ・ガンインは「フンミンさんにとってどれだけ切実な大会だったのか、頭では分かっていたが、心で、そして行動ではその切実さを十分に推し量れなかったことから、すべての問題が始まったのではないかと思う」としたうえで、「特に、フンミンさんがキャプテンとして、先輩として、またチームメイトとして、団結のために私にした忠告に耳を傾けず、自分の意見ばかりを主張した」と伝えた。

 卓球場事件についても釈明した。イ・ガンインは「その日、食事の席で絶対にしてはいけない行動を取った。今振り返ってみても、絶対にしてはいけない行動だった。このような点について深く反省している」と明らかにした。

 イ・ガンインは、今回のロンドン訪問を控え、代表チームの選手全員に連絡し、事前に謝罪した。彼は「先輩たちと同僚たちに接する際、私の言動に配慮と尊重が足りなかった点を深く反省している。先輩や同僚により正しい態度と礼節をわきまえることを約束した」と述べた。

 ソン・フンミンは快くイ・ガンインの謝罪を受け入れた。ソン・フンミンはイ・ガンインのインスタグラム発言後、自分のインスタグラムにイ・ガンインと明るい笑顔で撮った写真と共に、長文を掲載した。その文で「代表チームの先輩としてまたキャプテンとして、ガンインがより良い人、良い選手に成長できるよう、そばで特別に面倒を見るつもりだ」としたうえで、「ガンインがとてもつらい時間を過ごしている。一度だけ寛大な気持ちで許してほしい」と話した。ソン・フンミンはサッカーファンたちに向かって「代表チームのキャプテンとして必ず! お願いしたい」と付け加えた。

 ソン・フンミンは「私も自分に非が全くないとは思っていない。十分叱咤されるところもあるだろう。しかし、チームのために嫌なこともしなければならないのがキャプテンの本分の一つだと考えている」と明らかにした。それと共に「大韓民国代表チームのキャプテンとして、もう一度心より謝罪申し上げる」と文を締めくくった。

カン・チャングム記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1129171.html韓国語原文入力:2024-02-21 20:38
訳H.J

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