韓国電気工事協会の下請け業者に所属する非正規の清掃労働者たちが、復職など雇用の安定や対話などを求めてテントでの座り込みを続けている。彼らは、韓国電気工事協会が25日までに雇用安定対策を提示しなければ、無期限のハンガーストライキを行う予定だ。
民主労総公共運輸労組の忠清北道平等支部・韓国電気工事協会支会(電気工事協会支会)は、「韓国電気工事協会五松(オソン)社屋の施設管理、清掃美化、警備業務の受託業者が、1日付で6人の清掃美化労働者を集団解雇した」とし、「元請けである韓国電気工事協会は対話に応じるべきだ。協会が雇用安定対策を提示しなければ、67歳の支会長が食を断つハンストに打って出る」と表明した。解雇労働者たちの年齢は64歳から67歳。
電気工事協会支会に所属する労働者らは昨年11月に電気工事協会を訪ねて雇用の継承などを要求しており、先月20日からは韓国電気工事協会でテント座り込みを開始したのに続き、同27日からはロビー占拠座り込みをおこなっている。彼らは「電気工事協会は清掃労働者の雇用問題、労働条件などに関して交渉義務があるが、直接の雇用関係ではないとの理由で対話はたった一度(昨年12月27日)にとどまっており、ほとんど無視している」とし、「電気工事協会は清掃労働者の賃金や雇用などに直接の影響を及ぼす『本当の社長』なのだから、対話と問題解決に取り組め」と要求した。
忠清北道市民社会団体連帯会議などの忠清北道の市民社会団体、進歩系政党などは、今月4日の記者会見で「公共運輸労組の組合員だけを雇用継承から除外したことは、労働組合への加入を理由として不利益を与えたものと考えざるを得ない。電気工事協会はすべての解雇労働者の雇用を継承し、忠清北道と清州市(チョンジュシ)は事態解決に積極的に取り組むべきだ」と述べた。