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尹大統領、米国務長官と官邸で昼食会「米国のリーダーシップがさらに重要になる」

登録:2023-11-10 06:28 修正:2023-11-10 07:40
アントニー・ブリンケン米国務長官が9日、ソウル鍾路区の外交部で開かれた韓米外相会談で、パク・チン外交部長官と握手を交わした後、席に移動している/聯合ニュース

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は9日、訪韓中のアントニー・ブリンケン米国務長官と面会し、「韓国は米国の同盟国として核心となる価値を守り、ルールに基づいた国際秩序を強固にするため、米国と緊密に連携する」と述べた。

 尹大統領は同日、ソウル龍山区漢南洞(ヨンサング・ハンナムドン)の官邸でブリンケン長官と昼食を共にし、「北朝鮮と北朝鮮の核問題、ウクライナ戦争とともに、中東情勢が不安定になり、米国のリーダーシップがさらに重要になっている時期」だとして、このように述べた。キム・ウンヘ広報首席が伝えた。

 ブリンケン長官は「米国の対外政策の重点はインド太平洋地域に置かれている。域内で要となる韓国との同盟と戦略的パートナーシップをさらに強固にしていきたい」としたうえで、「韓日関係と米韓日関係の新たな進展を導いた尹大統領のリーダーシップに敬意を表する」と述べた。ブリンケン長官の訪韓は約2年8カ月ぶりで、尹錫悦政権発足後は今回が初めて。

 大統領が他国の首脳でない国務長官を官邸に招待して食事を共にするのは異例のことだ。これまでは、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子、日本の岸田文雄首相夫妻などが尹大統領の官邸で食事をしながら関係を深めた。同日の昼食会にはパク・チン外交部長官、チョ・テヨン国家安保室長、キム・テヒョ安保室第1次長、キム・ウンヘ広報首席、イ・チュンミョン外交秘書官が同席した。米国側からは、フィリップ・ゴールドバーグ駐韓大使やダニエル・クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)、マシュー・ミラー国務省報道官らが出席した。昼食のメニューとしては、キュウリとカニの冷菜や秋のナツメ、栗粥、海鮮スンドゥブやクルミおこしなどの韓国料理が提供された。

 一方、大統領室によると、チョ・テヨン国家安保室長は同日午前、米国のジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と電話会談を行い、「韓米日安全保障担当高官会議」の年内開催について話し合った。大統領室は報道資料を通じて「両国の安全保障担当高官は朝鮮半島の状況など相互の関心事について意見を交換し、今年8月のキャンプデービッド合意にともなう韓米日の連携の重要性を再確認した」と明らかにした。両国の安全保障担当高官はまた、今年4月の韓米首脳会談で新設に合意した「韓米次世代核心・新興技術対話」の第1回会議の開催も進めることにした。

ペ・ジヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1115645.html韓国語原文入力: 2023-11-09 16:25
訳H.J

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