本文に移動

韓国独立記念館長「洪範図将軍の胸像は陸軍士官学校にあるべき」

登録:2023-10-14 09:08 修正:2023-10-14 09:27
独立記念館のハン・シジュン館長が13日、国会政務委員会で行われた国政監査に出席している/聯合ニュース

 独立記念館のハン・シジュン館長は13日、洪範図(ホン・ボムド)将軍の胸像はソウルの陸軍士官学校に存置した方がよいと述べた。

 ハン館長は13日に国会で行われた政務委員会の国政監査で、「陸軍士官学校に洪範図将軍をはじめとする独立軍と関係のあった5人の方々の像を作ったのは、軍の指導者を育成する人々が見習うべき人だとの趣旨からだと思う」とし、「軍の精神をきちんと育むとともに、指導者たちがそのような精神を教えるためには、胸像は存置した方がよいというのが個人的な考えだ」と述べた。これに対し、尹奉吉(ユン・ボンギル)義士の孫であるユン・ジュギョン議員(国民の力)は、ハン館長に「洪範図将軍を陸軍士官学校と軍がどのように礼遇すべきかを明確に述べてくださり、誠に感謝する」と述べた。

ソウル龍山区の国防部前にある洪範図将軍の胸像/聯合ニュース

 陸軍士官学校は今年8月、「洪範図将軍の胸像は、陸軍士官学校のアイデンティティーと独立闘士としての礼遇を同時に考慮し、陸軍士官学校以外の独立運動の業績をよく表しうる適切な場所に移転する」と発表した。陸軍士官学校の生徒教育施設である忠武館の前には現在、洪範図、金佐鎮(キム・ジャジン)、池青天(チ・チョンチョン)、李範ソク(イ・ボムソク)の各将軍と李会栄(イ・フェヨン)氏の、日帝強占期の独立戦争の5人の英雄の胸像がある。

 陸軍士官学校は、洪将軍の胸像を忠清南道天安(チョナン)の独立記念館へ移設することを検討しているという。

 これについてハン館長は、進歩党のカン・ソンヒ議員から「陸軍士官学校や国防部から胸像移転に関する要請はあったのか」と問われ、「まだ聞いたことはない。公式に要請があればどうすべきか内部的に検討する」と答えた。続いてカン議員に「一部では、洪将軍の胸像は独立記念館の収蔵庫に置くべきだと言っているが、収蔵庫とはどんなところか」と尋ねられ、「収蔵庫は資料を保管する場所だが、(洪将軍の胸像を)収蔵庫に置くのは適切ではない」と答えた。

 国政監査に出席したパク・ミンシク国家報勲部長官は、「(洪将軍の胸像の)公式の移転要請は来ていない」とし、「報勲部と独立記念館の専門家の間で十分に話し合い、洪将軍が独立有功者として最大限の礼遇を受けられる方策を模索する」と述べた。

クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1112045.html韓国語原文入力:2023-10-13 17:49
訳D.K

関連記事