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大邱 達城堰現場でカトリック大規模ミサ

原文入力:2010-04-11午後09:41:10(1601字)
神父・信徒 3百人余りが参席
"貪欲が自然を亡ぼさないことを"
4大河川阻止 継続の意志明らかに

パク・ジュヒ記者

←10日午前、大邱市,達城郡,花園邑の達城堰建設現場で開かれた‘4大河川事業に対するキリスト人の応答’という主題の時局ミサで、聖職者と信徒たちが4大河川事業にともなう生命破壊を憂慮し祈っている。

4大河川事業で達城堰が建設中の大邱で神父と修道女・修道士100人余りが参加した時局ミサが開かれた。ハンナラ党と保守勢力の本場である大邱で天主教聖職者たちがこういう大規模時局ミサを開いたのは非常に異例なことだ。

10日午前、大邱市,達城郡,花園邑の達城堰建設現場。大邱大教区所属神父20人余りと修道女70人余り,修道士10人余りなど天主教聖職者100人余りが参加して‘生命平和ミサ’が開かれた。天主教信者と市民まで含めれば参席者は300人を越えた。‘洛東江を憂う司祭たち’と明らかにした神父たちはこの日の祈祷文で「人間の貪欲が悠久な自然の流れを亡ぼさないことを、人間の心の道まで切断しないことを」祈った。

大邱大教区では1987年のパク・ジョンチョル氏拷問致死事件など大型時局懸案が起きた時も何人かの神父が時局ミサを開いただけで、この日のような大規模時局ミサは前例がない。特にミサが開かれた達城堰は昨年12月2日、李明博大統領が起工式に参加し「反対のための反対はこれ以上役に立たない」とし4大河川事業強行意志を強力に明らかにしたところだ。達城堰工事もイ大統領の出身会社である現代建設が引き受け、4大河川工事の試金石と見なされる所だ。

司祭たちと共に1ヶ月間ミサを準備した‘洛東江を考える人々’会員のイム・ソンム(教師)氏は 「政治的に敏感な問題に対して大邱大教区の神父様たちが声を出して時局ミサまで奉献することは歴史上初めて」として「4大河川事業は単に政治的懸案ではなく、生命を破壊し創造秩序に逆らうことであるだけに天主教界の憂慮が大きく深い」と説明した。

この日のミサを執典したウォン・ユスル神父は「今日のミサは終わりではなく始まり」として、今後も4大河川阻止活動に天主教信者が積極的に出てほしいと要請した。この日のミサ講論でパク・ジェヒョン仁済大教授は「4大河川事業で川が死んでいくといえば、政府は生態を復元することも4大河川事業の目的だと一歩遅れて掲げる」とし「4大河川事業で川の生物が死んでしまえば違うところから持ってきて復元するという水準の考えで、果たして生命と自然を生かすことができるのか」と批判した。

ミサを終えた聖職者と市民たちは達城堰と江亭堰建設工事が広がる洛東江辺に沿って歩き、破壊される川に対する無念さを隠すことができなかった。一部修道女は達城堰工事現場を眺めて「こんなことは初めて」として、目がしらを赤く染めた。ある神父は「飲料水汚染憂慮が大きく釜山の取水源を南江ダムに移すことに決めたのに、チョン・ウンチャン国務総理は4大河川事業で洛東江できれいな飲料水を供給するという嘘をついている」とし「果たしてこういう政府を信じることができるか」と話した。

一方、この日のミサには4大河川事業で働き口を失ったこの地域の骨材労組員30人余りも参加した。クォン・テワン大邱・慶北地域骨材源労組委員長は「4大河川事業で生計の見通しが立たなくなったと政府に1年間対策を訴えてきたが黙殺無返答」として「貧しい労働者の生計を脅かすこの事業を必ず阻止する」と話した。

大邱/文・写真パク・ジュヒ記者 hope@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/415542.html 訳J.S