原文入力:2010-03-07午後09:24:38(1455字)
"ファン・ヒマン・ユン・ヒョク本部長変えればキム・ジェチョル社長受入"
"官製社長 退陣闘争 継続"
パク・チャンソプ記者
ファン・ヒマン,ユン・ヒョクなど2人の本部長交替を条件にキム・ジェチョル新社長を認めることにした<文化放送>(MBC)労組の決定を巡り、市民言論団体らが‘キム・ジェチョル退陣’闘争を継続するとし反発している。放送文化振興会(放文振)与野側理事たちも労組の態度に批判的なため、文化放送事態が新たな局面を迎えている。
7日放文振と文化放送労組関係者などの話を総合すれば、キム・ジェチョル社長は8日午前、放文振理事会に参加しファン・ヒマン理事を特任理事として発令し、ユン・ヒョク理事は辞表受理後に子会社社長として人事発令を出す案を説明する予定だと伝えられた。
当初、放文振はファン理事は報道本部長席に、ユン理事は製作本部長に座らせることを念頭に置き人事を行ったが、文化放送労組は「落下傘理事を認めることはできない」として反発してきた。労組は放文振が本部長交替を受け入れる場合、新社長出勤阻止闘争を終えることにした。
この間、文化放送労組闘争を応援してきた市民言論団体らは不満を噴出した。報道機関宥和阻止およびメディア公共性拡大のための社会行動(メディア行動)は去る6日、声明で 「今回の合意はMBC構成員と市民社会が十分に交感し対応しなかったという点で痛切な反省が避けられない」とし「キム・ジェチョル官製社長が人事権行使に突入する瞬間、MBC労組の無力化と私有化は加速するだろう」と批判した。
先月末、野5党と民主労総など150余団体で構成された‘MBC公営放送守り市民行動’もキム・ウリョン放文振理事長およびキム・ジェチョル社長退陣運動を継続する方針だ。イム・スニェ メディアキリスト連帯執行委員長は 「労組が新社長を認めるといっても放文振は官製社長を通じてMBC掌握を加速化するだろう」としつつ言論掌握阻止努力を止めはしないと話した。
放文振与野党側理事らも互いに違う理由だが皆不満を示している。与党側チャ・キファン理事は 「社長インタビュー時は局長不信任投票が規定された団体協約にも問題があると言っておきながら、今になって理事問題まで労組と妥協するということが常識的に話になるか」とし 「あまりにも思いがけない事態であり衝撃的」と話した。
野党側理事らは労組のキム・ジェチョル社長受け入れ決定を批判した。チョン・サンモ理事は 「落下傘社長がPD手帳を調査し労組との団体交渉を手直しするということが本質的な問題なのに、労組は本部長交替という副次的な問題に執着している」と指摘した。
だが文化放送労組は 「公営放送MBC守り闘争を放棄するのではない」と解明した。ヨン・ポフム労組広報局長は7日<ハンギョレ>との通話で 「批判を受ける部分もあるが、落下傘理事2人を交替することは、放文振がMBCの独立性を踏みにじればどんな結果がもたらされるのかを見せる成果」として 「労組はこれから新社長が落下傘のように動くのか、あるいは公営放送社長に相応しく行動するのかを見て全面闘争よりは懸案別に対応する計画」と話した。
パク・チャンソプ記者cool@hani.co.kr
原文: 訳J.S