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イ大統領 ‘世宗市 国民投票カード’やめるかやるか

原文入力:2010-03-02午後08:00:48(1519字)

ファン・ジュンボム記者

←李明博大統領が2日午前、全国21ヶ マイスター高の開校式が開かれた開浦洞の水道電気工高に到着,アン・ビョンマン教育科学部長官と共に玄関に入っている。 キム・ジョンス記者

先月28日 "世宗市重大決断" に言及した大統領府核心関係者は2日午前、ブリーフィングを自ら望み 「ハンナラ党重鎮協議会がうまく解決してほしいということで、脅迫や圧迫をする意図はない。現在としては国民投票を検討していない」と鎮火に出た。だがその直後‘イ大統領が先月上旬、チョン・ウンチャン総理との週定例会合で6月地方選挙前に世宗市国民投票を実施することを決めた’という<文化日報>報道が出てきた。大統領府は 「誰かが極めて悪意を持って言論プレイをしたこと」として直ちに否認して出たが、国民投票波紋は簡単には静まりそうにない。

親パク,世宗市修正案頑強拒否で国会通過 困難
大統領府-総理室 先月初め 国民投票問題 集中論議
与党核心 "可能性低い" "死んだカードではない" 分かれる

大統領府と与党核心人士の話を総合すれば、イ大統領が世宗市国民投票の可能性を念頭に置いているのは明らかと見える。特に政府が1月11日、世宗市修正案を発表した後、世論と朴槿恵前代表側の障壁にぶつかり、世宗市の進路が見えなかった1月末から2月初めの間に、国民投票問題が大統領府と国務総理室で集中的に議論されたと知られた。

与党のある核心要人は「チョン総理が党内世宗市論議が遅々として進まなければ国民投票を検討しなければならないという意見を持っていて、イ大統領も‘考えてみよう’という程度の態度を示したものと理解している」として 「しかし国民投票という敏感な問題に簡単に結論を出すことはできないのではないか」と話した。

国民投票が考慮される理由は。これだけが世宗市修正案を確実に貫徹できる唯一の方法と見るためだ。パク前代表側が世宗市修正に頑強に反対している状況で、ハンナラ党重鎮協議会が合意案を作り出す可能性は少ないうえ、修正案が強制党論として採択され国会に移っても、国会常任委と本会議を通過する可能性が殆どない。また国会で修正案が可決されても2012年総選挙と大統領選挙で世宗市問題が再び政治争点に浮上する可能性が高い。大統領府のある関係者は「国民投票しか解決法がない」と話した。

それでもイ大統領が国民投票を実行に移す可能性は低いというのが大統領府多数参謀の話だ。世宗市が国民投票対象になるのかという問題から憲法訴訟が提起される可能性,深刻な国論分裂,政権審判性格の政治的負担感など障壁が多いということだ。大統領府のある関係者は「イ大統領が‘世宗市は国政の一部分にすぎない’と話しておきながら、世宗市国民投票にすべてを賭けるということは実用主義路線にも合致せずイ大統領のスタイルでもない」と話した。

大統領府と与党中心人物たちは 「国民投票の可能性は低い」としつつも「完全に死んだカードではない」と話している。‘現在としては’検討していないという言葉も微妙だ。イ大統領の世宗市修正意志が確かなのも事実だ。したがって、ハンナラ党の論議結果と国民投票実施に対する国民世論などにより‘アイディア’が‘現実’になる可能性は相変らず生きているわけだ。
ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/407646.html 訳J.S