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韓国空軍、北朝鮮にミサイルで対応…NLL以北の公海に3発発射

登録:2022-11-02 19:54 修正:2022-11-03 06:57
北朝鮮ミサイル1発がNLL以南へ落弾したことに3発で対抗 
「NLLを越えた初のミサイル」威嚇規模基準で判断
10月4日、北朝鮮の中距離弾道ミサイル発射に対応するため、韓米連合攻撃編隊群の飛行および精密爆撃訓練が実施された。韓国空軍のF-15Kが統合直接攻撃弾(JDAM)の発射訓練を行っている=合同参謀本部提供//ハンギョレ新聞社

 合同参謀本部(合参)は2日、北方限界線(NLL)以南の公海上に落ちた北朝鮮弾道ミサイルに対応し、韓国空軍の戦闘機がNLL以北の公海に精密空対地ミサイルを発射したと明らかにした。

 合同参謀本部は「北朝鮮の東海(トンヘ)北方限界線以南の公海上への短距離弾道ミサイル挑発に対応し、韓国空軍のF-15K、KF-16戦闘機が精密空対地ミサイル3発を東海の『北方限界線以北の公海上に、北朝鮮が挑発したミサイルの落弾地域と相応の距離』の海上に精密射撃した」と明らかにした。同日午前、北朝鮮が江原道元山(ウォンサン)一帯から東海上に発射した短距離弾道ミサイル1発が、東海NLL以南(北方限界線以南26キロ、束草の東方57キロ、鬱陵島の西北方167キロ)の公海上に落ちた。

 合同参謀本部は同日、NLL以南に落ちた北朝鮮ミサイル1発にミサイル3発の発射で対応した。国際法上、自衛権の行使には同種同量で対応する「比例性原則」があるが、合同参謀本部は交戦規則に基づき「分断後初めてNLLを越えたミサイル」という威嚇規模を基準に判断したという。

 合同参謀本部は「今回の精密射撃は、北朝鮮の短距離弾道ミサイルなどいかなる挑発にも断固として対応するという意志と、敵を精密打撃できる能力と態勢を備えていることを示した」とし「韓国軍の度重なる警告にもかかわらず、北朝鮮が挑発を続けているだけに、その後に発生するすべての事態に対する責任は全面的に北朝鮮にあることを改めて明確に警告する」と主張した。

クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1065386.html韓国語原文入力:2022-11-02 18:07
訳J.S

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