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北朝鮮、再び東・西海上に400発砲兵射撃…同日未明の発射14時間後に砲撃再開

登録:2022-10-14 21:23 修正:2022-10-21 07:13
合同参謀本部「海上緩衝区域に落弾…9・19南北軍事合意違反」 
北朝鮮の金正恩国務委員長が先月25日から今月9日まで、人民軍戦術核運用部隊・長距離砲兵部隊・空軍飛行隊の訓練を視察したと、「朝鮮中央通信」が10日付で報じた。当時、北朝鮮が公開した砲兵訓練の写真/朝鮮中央通信・聯合ニュース

 北朝鮮が14日午後、江原道長箭(チャンジョン)一帯から東海(トンヘ)と西海(ソヘ)に向かって一斉に砲兵射撃を行った。同日未明、東海と西海に向かって砲兵射撃を行い、北朝鮮の平壌順安(ピョンヤン・スナン)一帯から東海上に短距離弾道ミサイルを発射したのに続いて、武力示威を繰り返したのだ。

 合同参謀本部(合参)は同日、「午後5時頃から午後6時30分頃まで北朝鮮の江原道長箭一帯から東海上に約90発の砲兵射撃と、午後5時20分頃から午後7時まで西海の海州(ヘジュ)湾一帯で約90発、長山(チャンサン)岬一帯で210発以上の歩兵射撃を観測した」と発表した。合同参謀本部は今回の砲兵射撃の東海と西海の落弾地点が「9・19南北軍事合意」による北方限界線(NLL)北方の海上緩衝区域(北朝鮮の海)だと明らかにした。

 合同参謀本部は「韓国軍は東海と西海に向けた北朝鮮の砲兵射撃に対して『9·19南北軍事合意違反および即刻挑発中止』に関する警告通信を数回にわたり実施した」とし、「東海と西海の海上緩衝区域内の砲兵射撃は明白な『9·19南北軍事合意』違反であり、このような北朝鮮の挑発は朝鮮半島だけではなく国際社会の平和と安定を阻害する行為であることから、厳重警告するとともに、即刻中止を強く求める」と述べた。さらに韓米間の緊密な協力の下、関連動向を追跡・監視しながら、万が一の状況に備えて態勢を強化していると明らかにした。

 北朝鮮は同日午前1時20分に黄海道馬場洞(マジャンドン)一帯から西海に向かって放射砲を約130発、午前2時57分に江原道旧邑里(クウプリ)一帯から東海上に約40発を発射し、約14時間後に砲兵射撃を再開した。同日午前1時49分には、平壌順安一帯から東海上に短距離弾道ミサイル1発を発射した。

シン・ヒョンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1062754.html?_fr=mt1韓国語原文入:2022-10-15 00:37
訳H.J

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