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北半球、今年の夏は史上2番目に暑かった…南極の海氷面積は最小

登録:2022-09-16 02:03 修正:2022-09-16 08:38
8月の世界の平均気温は史上6位 
8月の南極の海氷面積は過去最小
米カリフォルニア州サンタローザで、ある住民が氷の入った袋を頭に乗せてアイスを食べている/聯合ニュース

 今年8月の南極の海氷は観測史上最も小さかったことが調査で分かった。北半球は史上2番目に暑い夏だった。

 米国海洋大気庁(NOAA)は15日、「今年8月の全地球の陸地と海洋表面の温度は、20世紀の平均(15.6度)より0.9度高く、1880年の観測開始以降の143年間で6番目に高かった」と発表した。北米と欧州では記録上最も暑い8月となった。アジアの8月は史上4番目に暑かった。

 NOAAは、今年6~8月の夏季の平均気温は20世紀平均より0.89度高く、記録上2015年および2017年と共に史上5位を記録したと明かした。夏の平均気温の上位5位はいずれも2015年以降に記録されたもの。

 欧州、米国、インド、パキスタンなど記録的な猛暑に苦しめられた北半球の場合、今年夏の平均気温は20世紀の平均より1.15度高く、2020年夏に続き2番目に高かった。一方、南半球は記録上10番目に暖かい冬となった。

今年8月の北極(左)と南極の海氷面積=米国海洋大気庁(NOAA)提供//ハンギョレ新聞社

 今年1月から8月までの平均気温は20世紀平均(14.0度)より0.86度高く、史上6位となった。

 NOAA傘下の国立環境情報センター(NCEI)は「今年が最も暖かい年の10位以内に入る確率は99%以上だが、上位5位以内に入る確率は10.4%以下」だと述べた。

 一方、8月の北極の海氷面積は平均598万平方キロで、1981~2010年の平均より約120万平方キロ小さく、44年の観測期間で13番目に小さかった。南極の8月の海氷面積は1700万平方キロで平均より75万平方キロ小さく、1979年の観測開始以来最も小さかった。南極の海氷面積は最低記録が3カ月(6~8月)連続している。

イ・グニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/1058723.html韓国語原文入力:2022-09-15 14:55
訳D.K

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