原文入力:2010-02-18午後08:52:43(1495字)
‘ウォナンソリ(牛の鈴音)’‘トンパリ(糞蠅)’監督など会見
独立映画専用映画館・映像センター運営者に‘政府側団体’選定
イ・ジェソン記者,イ・ジョンチャン記者
←<ウォナンソリ>を演出したイ・チュンニョル監督(右側2番目)等、独立映画監督たちが18日午後、ソウル,鍾路区,通仁洞の参加連帯で記者会見を行い、「不公正に選ばれた専用映画館では私たちの創作物を上映しない」と明らかにしている。 イ・ジョンチャン選任記者rhee@hani.co.kr
"一編の低質ギャグを見ているようだ。"(イ・チュンニョル<ウォナンソリ>監督)
"シンデレラの話が思い出される。お母さん,お父さんが順に亡くなり継母が自分の娘たちだけ可愛がりシンデレラを虐待している。"(ヤン・イクジュン<トンパリ>監督)
"3D,3Dと言っているが、先ずは思考から立体的にしなさい。17インチ白黒TVの単純性が感じられる。"(パク・ドンフン<啓蒙映画>監督)
独立映画専用映画館と映像メディアセンター運営者選定結果に対し、独立映画監督たちが苦言を吐き出した。偏向的な審査を通じて政府側団体に事業権を与えたという疑惑を提起したのだ。
昨年300万人という記念碑的な興行記録を打ち立てた<ウォナンソリ>のイ・チュンニョル監督,世界有名映画祭を席巻し韓国独立映画の名声を高めた<トンパリ>のヤン・イクジュン監督など8人の独立映画監督らは18日午後、ソウル,鍾路区,通仁洞の参加連帯地下1階の欅ホールで‘不公正な独立映画専用映画館選定に反対する独立映画監督100人記者会見’を開いた。今回、独立映画専用映画館事業者に選ばれた韓国多様性映画発展協議会が運営する劇場では自分たちの映画を上映できないようにするというボイコット宣言に参加した独立映画監督は155人に達する。
イ・チュンニョル監督は「現政権や映画振興委員会と政見や理念が違うということではなく、一連の事態が常識的に理解できないという単純な思いでこの席に参加することになった」と話した。彼は「独立映画専用映画館と映像メディアセンター選定過程は1次審査のビリが2次審査で1等になったというが、効率性を語る李明博政府に似合わない」と厳しい忠告をした。
ヤン・イクジュン監督は「今回運営者に選ばれた方々は私が全く知らない方々だが、その方々がどのように独立映画専用映画館とメディアクトを運営しようとしているのか分からない」と話した。彼は「映画を通じて観客と会わなければならない創作者たちが、このようにメディアの前に顔を現すことは私たちの文化の息の根が崖っぷちになっていることを示すアイロニー」として「与党,野党が何かも知らない私のような人に(現政権が)社会について勉強させてくれている」と話した。
独立映画専用映画館と映像メディアセンターは昨年まで韓国独立映画協会が映画振興委員会の委託を受ける形式で運営してきた。しかし昨年、映画振興委員会は委託制を公募制に切り替えると明らかにし、1次公募で運営者選定に失敗した後、去る1月に2次公募を通じて政府側団体と評価される韓国多様性映画発展協議会と市民映像文化機構を独立映画専用映画館と映像メディアセンター運営者として各々選定した。
イ・ジェソン記者san@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/405434.html 訳J.S